73の問いを通して「終わり」と向き合う、企画展『世界の終わりのものがたり』

「終わり」と向き合う企画展『世界の終わりのものがたり~もはや逃れられない73の問い』が、東京・お台場の日本科学未来館で3月10日から開催される。

宇宙も含めた全ての物事の必然であるとされる「終わり」がテーマの同展では、終わりを様々な観点から捉えた73の問いかけを通して、来場者それぞれが自己対話を繰り返していく。問いを考えるための科学的なヒントや他の来場者の回答を見ながら、自分の内面を見つめ、自分にとって価値あるものを再発見していく展覧会になるという。

また、展示制作に若手クリエイターが参加している点も見どころとなる。空間・展示デザインに中原崇志、サウンドデザインにevalaを起用し、異次元のような空間と人間の内面をえぐるような音響で世界観を演出している。

また、会期中にはトークイベント『終わりのトークテーブル』も開催。3月17日は大澤真幸(社会学者)と江守正多(国立環境研究所地球環境研究センター)、5月19日には野口和彦(株式会社三菱総合研究所リサーチフェロー)が登壇する。参加するには日本科学未来館のオフィシャルサイトから事前申込が必要となっているので、忘れずにチェックしておこう。さらに、会期中は展示ツアーやミニトークなども行われる予定だ。

なお、同展の特設サイトでは、谷川俊太郎(詩人)、茂木健一郎(脳科学者)、毛利衛(日本科学未来館館長)、朝吹真理子(小説家)、内田樹(凱風館館長)、石川直樹(写真家)らによる「世界の終わり」に関するアンケートの回答が掲載中。3月9日からは、73の問いからピックアップした16問の回答も順次掲載される。

『世界の終わりのものがたり~もはや逃れられない73の問い』

2012年3月10日(土)~6月11日(月)
会場:東京都 お台場 日本科学未来館 1階 企画展示ゾーンa
時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:火曜(3月20日、27日、4月3日は開館)
料金:大人1,000円 18歳以下300円(常設展示入場可)
※小学校未就学児、障害者手帳保持者は当人および付き添い者1名まで無料

『終わりのトークテーブルvol.1「世界をいかに終わらせるか/世界をいかに持続させるか」』
2012年3月17日(土)14:30~16:00
会場:東京都 お台場 日本科学未来館 1階 シンボルゾーン
出演:
大澤真幸(社会学者)
江守正多(国立環境研究所地球環境研究センター)
定員:150名
料金:無料(要事前申込み)

『終わりのトークテーブルvol.2「どのリスクを選ぶのか/どの未来を目指すのか」』
2012年5月19日(土)14:30~16:00
会場:東京都 お台場 日本科学未来館 1階 シンボルゾーン
出演:野口和彦(株式会社三菱総合研究所リサーチフェロー)
定員:150名
料金:無料(要事前申込み)

(画像上:『世界の終わりのものがたり~もはや逃れられない73の問い』キービジュアル、画像下:『世界の終わりのものがたり~もはや逃れられない73の問い』会場イメージ)

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