園子温監督の最新作『希望の国』製作決定、日英独台合作のオリジナル脚本作品

園子温監督の新作映画『希望の国』の製作が発表された。

映画『冷たい熱帯魚』『恋の罪』をはじめ、現在公開中の『ヒミズ』で大きな注目を集める園子温監督。最新作『希望の国』は、「いま日本でこの映画を撮って、観てもらうべき」との思いで脚本を書き上げたというオリジナル作品になる。

物語の舞台は日本の平和な村。美しい風景のなかで、酪農を生業としてつつましく暮らす老夫婦とその息子夫婦、また隣家に住む青年とその恋人という3組の男女が、大地震をきっかけに離れ離れになりながらも、それぞれの愛のかたちを貫く姿を描いたものになっているという。

キャストは、老夫婦役を夏八木勲と大谷直子、息子夫婦役を村上淳と神楽坂恵、隣家の息子役を清水優、その恋人役を梶原ひかりが演じることも発表。また、隣家の父親役にでんでん、母親役に筒井真理子がキャスティングされている。

同作は1月13日にクランクインしており、完成は今年春になる見通し。公開は今年の秋から東京・新宿ピカデリーほか全国で予定しているという。また、日本、イギリス、ドイツ、台湾の合作映画となることも明らかになっている。

CINRA.NET > 「希望に負けた」という気持ちで 『ヒミズ』園子温インタビュー

『希望の国』

2012年秋から新宿ピカデリーほか全国でロードショー
監督・脚本:園子温
出演:
夏八木勲
大谷直子
村上淳
神楽坂恵
でんでん
筒井真理子
清水優
梶原ひかり
配給:ビターズ・エンド

(画像:園子温)

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