軍事機器から電子楽器へ、ロボット声の歴史を紐解く書籍『エレクトロ・ヴォイス』

ロボットボイスの歴史にスポットをあてた書籍『エレクトロ・ヴォイス 変声楽器ヴォコーダー/トークボックスの文化史』が、5月18日に発売される。

同書は、電子楽器ボコーダーやエフェクターのトークボックスの歴史を中心に、ロボットボイスの歴史を独自の視点から紐解いたもの。1928年にアメリカのベル研究所で開発されたボコーダーが、第2次世界大戦では盗聴防止の軍事機器として用いられ、やがてミュージシャンたちに楽器として愛されていった経緯をはじめ、ナチスやスターリンの収容所から、人工咽頭、SF映画、オートチューンまで、様々な時代と対象が豊富な図版と共に取り上げられている。

また、Afrika Bambaataa、KRAFTWERK、Bee Gees、The Who、スティーヴィー・ワンダー、ブーツィー・コリンズといった数多くのミュージシャンについて触れられている点も注目だ。著者はアメリカのHIP HOPライターのデイヴ・トンプキンズ。

『エレクトロ・ヴォイス 変声楽器ヴォコーダー/トークボックスの文化史』

2012年5月18日発売
著者:デイヴ・トンプキンズ
価格:3,360円(税込)
発行:スペースシャワーネットワーク

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(画像:『エレクトロ・ヴォイス 変声楽器ヴォコーダー/トークボックスの文化史』表紙)

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