『第38回 木村伊兵衛写真賞』受賞者は菊地智子と百々新、受賞作品展は4月から

写真賞『第38回 木村伊兵衛写真賞』の受賞者が発表された。

昭和を代表する写真家・木村伊兵衛の名を冠した同賞は、その年に優れた作品を発表した新人写真家に与えられるもの。1975年の創設以来、これまでに藤原新也、石内都、畠山直哉、都築響一、ホンマタカシ、鈴木理策、蜷川実花、HIROMIX、川内倫子、佐内正史、梅佳代、本城直季、田附勝らが受賞しており、「写真会の芥川賞」とも称される写真賞だ。

2012年度の受賞者は、菊地智子と百々新の2人。現代中国に生きる人々の心を揺れを撮影する菊地は、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催されたグループ展『日本の新進作家vol.11 この世界とわたしのどこか』にて発表された『I and I』が受賞作品として挙げられている。百々は、カスピ海沿岸の風土や営みを捉えた写真集『対岸』および東京・銀座のニコンサロンほかで開催された同名写真展が受賞作品となった。

授賞式は、4月23日に東京・丸の内の東京會舘で行われるほか、受賞作品展が同日4月23日から東京・新宿のコニカミノルタプラザ(ギャラリーC)で開催。なお、選考過程などの詳細は3月19日発売の『アサヒカメラ 4月号』に掲載される。

『第38回 木村伊兵衛写真賞 受賞作品展』

2013年4月23日(火)~5月2日(木)
会場:東京都 新宿 コニカミノルタプラザ ギャラリーC
出展作家:
菊地智子
百々新

(画像1枚目:菊地智子『I and I』より 鏡の中のサンジェ、北京 2006 ©Kikuchi Tomoko、画像2枚目:菊地智子『I and I』より 鏡の前のグイメイ、重慶 2011 ©Kikuchi Tomoko、画像3枚目:百々新『対岸』より Turkmenistan, Turkmenbashi, 2010 ©Dodo Arata、画像4枚目:百々新『対岸』より Russia, Tnwkobo, 2011 ©Dodo Arata)

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