『第66回カンヌ映画祭』で是枝裕和監督『そして父になる』が審査員賞を受賞

『第66回カンヌ国際映画祭』の受賞作品が、現地時間の5月26日夜に発表された。

コンペティション部門の最高賞にあたるパルムドールに輝いたのは、チュニジア出身のアブデラティフ・クシシュ監督による『La vie d'Adèle(原題)』。グランプリにはイーサン&ジョエル・コーエン監督による『インサイド・ルイン・デイヴィス』、審査員賞に是枝裕和監督『そして父になる』、監督賞はメキシコのアマト・エスカランテ監督の『HELI』が獲得した。全受賞作品は『カンヌ国際映画祭』のオフィシャルサイトで確認しよう。

2004年の『第57回カンヌ国際映画祭』で柳楽優弥が主演男優賞を受賞した『誰も知らない』の監督を務めた是枝監督は、授賞式の壇上で「ここにまた立つチャンスをくれた映画祭と審査員のみなさんに感謝します。一足先に帰った福山さんはじめキャストのみなさん、こられなかったスタッフのみんなとこの賞を分かち合いたいと思います。また非常に個人的な話ですが、今回の父と子供の話を描くにあたり感謝をのべます。僕を子供にしてくれたもう亡くなった父親と母親、そして僕を父親にしてくれた妻と娘に感謝します」とスピーチ。なお、カンヌのコンペティション部門で日本映画が受賞するのは河瀬直美監督の『殯の森』以来6年振りとなる。

福山雅治主演の『そして父になる』は、10月5日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。約5年ぶりに映画主演を果たす福山は、6歳になる息子が出生時に病院で取り違えた他人の子供だったことを知り、思い悩みながらもやがて成長していく父親・良多役を演じる。

※記事公開時から作品公開日が変更になりました(2013年7月1日追記)

作品情報

『そして父になる』

2013年9月28日(土)新宿ピカデリー他全国ロードショー、9月24日(火)から9月27日(金)まで全国先行ロードショー
監督・脚本:是枝裕和
出演:
福山雅治
尾野真千子
二宮慶多
真木よう子
リリー・フランキー
黄升ゲン
風吹ジュン
國村隼
樹木希林
夏八木勲
配給:ギャガ

(画像:©2013『そして父になる』製作委員会)

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