美術家・森村泰昌の展覧会『森村泰昌 レンブラントの部屋、再び』が、12月23日まで東京・品川の原美術館で開催されている。
森村は、1985年にゴッホの自画像に自ら扮したセルフポートレイトを発表し、その後も原作あるいはその時代背景に独自の解釈を加える作品を一貫して制作している美術家。1989年に『ヴェネチアビエンナーレ』の若手作家部門である『アペルト88』に選出されたほか、これまでに横浜美術館、東京都現代美術館、東京都写真美術館などで個展を開催。来年開催される国際展『ヨコハマトリエンナーレ2014』ではアーティスティックディレクターを務めることも発表されている。
同展では、森村がレンブラントの人生をテーマに据え、1994年に原美術館で開催した個展『レンブラントの部屋』を2013年版として再現。原美術館の空間にあわせて制作された作品群を通じて、20年の歳月から森村の表現世界を改めて見つめ直すことができるだろう。なお、常設作品の『輪舞』も衣装替えして登場予定だ。
イベント情報
『森村泰昌 レンブラントの部屋、再び』
2013年10月12日(土)~12月23日(月・祝)
会場:東京都 品川 原美術館
時間:11:00~17:00(水曜は20:00まで、入館は閉館時刻の30分前まで)
休館日:月曜(祝日にあたる11月4日、12月23日は開館)、11月5 日
料金:一般1,000円 大高生700円 小中生500円
※原美術館メンバーは無料
※学期中の土曜日は小中高生の入館料無料
(画像上から:『恰幅の良いセルフポートレイト 1640』 1994年 ©Yasumasa Morimura、『放蕩息子に扮するセルフポートレイト 1636』 1994年 ©Yasumasa Morimura、『家族の肖像・妻』 1994年 ©Yasumasa Morimura、『表情研究III』 1994年 ©Yasumasa Morimura)