SEKAI NO OWARIの映画『TOKYO FANTASY SEKAI NO OWARI』が、8月15日から全国で公開されることがわかった。
同作は、SEKAI NO OWARIが近年テーマとして掲げている「TOKYO FANTASY」を映像で表現することを試みた作品。彼らの持つ狂気や幻想、「日本」というアイデンティティーの源泉、世界を見据えた挑戦といった意志や感情を表現したテーマとなる「TOKYO FANTASY」を映画として具現化するとのこと。
作品内容は、全国アリーナツアー『炎と森のカーニバル -スターランド編-』のリハーサル風景やプライベートを収めたドキュメンタリー映像に加えて、アニメーションを含む様々な演出を織り交ぜたものになる予定。
メガホンをとったのは、Sigur Rosやフェミ・クティのPVを手掛けたことでも知られるフランスの映像作家ラファエル・フリードマン。「海外からの視点で自分たちをとらえてほしい」というSEKAI NO OWARIの希望と、彼らに興味を持ったフリードマン監督が意気投合したことで、同作でのタッグが決まったという。
Nakajin(SEKAI NO OWARI)のコメント
ラファエルはとてもフレンドリーで接しやすく、かつ僕らへの敬意も感じられて、とても楽しく撮影を進めています。フランス人と一緒に作る作品、楽しみにしていて下さい。
Saori(SEKAI NO OWARI)のコメント
英語にはお疲れさまや宜しくお願いしますという言葉がないらしい。いつも「nice」や「glad」や「pleasure」という言葉を使って、ラファエルとの撮影が始まるのは、とっても素敵なことでした。
Fukase(SEKAI NO OWARI)のコメント
ラファエル監督は日本語が喋れないので、英語で演技指導という非常にハードルの高い事に挑戦しています。
DJ LOVE(SEKAI NO OWARI)のコメント
予定されているシーンだけでなく監督が思い付いたアイディアをその場で試していくのがとても面白いです。あと監督が少しずつ日本語の挨拶を覚えているのがとてもキュートですね。
ラファエル・フリードマン監督のコメント
話を頂いたとき、とても嬉しく思いました。音楽と映像は世界中の人々の共通言語です。今までもたくさんの国のミュージシャンと仕事をしてきましたが、日本人アーティストははじめてです。SEKAI NO OWARIの音楽を聞いた時に、新しい映像作品が出来る予感がして、興奮しました。この興奮は間違いなく、映画を通して観客の人々にも伝わると思っています。
東宝・東幸司プロデューサーのコメント
SEKAI NO OWARIで映画を作るにあたり、誰もやったことのないことに挑まないと、映画をやる意味がないと思いました。そこで映画でしか起こりえない化学反応を期待して、敢えて彼らの活躍を知らない外国人監督にオファーし、かつドキュメンタリーだけでなく、ファンタジーとリアルを交互に見せる様々な映像で構成していくという難しいチャレンジに挑むことにしました。撮影は進んでいますが、今までに誰も見たことのないエンターテイメント作品が生まれると確信しています。期待してください!
作品情報
『TOKYO FANTASY SEKAI NO OWARI』
2014年8月15日(金)から全国公開
監督:ラファエル・フリードマン
出演:SEKAI NO OWARI
配給:東宝映像事業部
(画像:『TOKYO FANTASY SEKAI NO OWARI』 ©2014 TOKYO FANTASY FILM PARTNERS)