光浦靖子の手芸展が表参道の新スペースで開催、光浦率いる「ブッス!!手芸部」の物販も

光浦靖子の手芸作品展『男子がもらって困る・子供がもらって、そうでもない ブローチ展』が、6月5日から東京・表参道の表参道ヒルズ内OMOTESANDO HILLS POCKETで開催される。

『男子がもらって困る・子供がもらって、そうでもない ブローチ展』では、手芸暦34年を誇り、これまでに2冊の手芸作品集を発表している光浦が手掛けた、新作を含む100点を超える作品を展示。会場では、初の展示作品販売や、光浦が部長を務める「ブッス!!手芸部」による物販も行われる。さらに会期中は、光浦と千秋によるトークショーや、光浦による手芸ワークショップも開催される。

なお同展は、新鋭プロジェクトの発表や、若手アーティストによる作品展示、表参道や原宿を拠点とするクリエイターたちの作品発表などを行う表参道ヒルズ内の新スペースOMOTESANDO HILLS POCKETの第1弾展覧会となる。建築家・村山圭が率いるクリエイターユニットPHAMILYがロゴデザインや会場の基本構成を手掛ける同スペースは6月にオープンする。

光浦靖子のコメント

40も越え、結婚もせず、恋人もいませんと、時間が余ります。愛情と母性の行き場がありません。ので、ブローチを作りました。あの人にあげたら喜ぶかしら?あの人はこんなんが好みよね、と一方的な思いを一針一針に込め、それはもう念に変わってゆきました。念のこもったブローチは、やっぱ男性ウケは悪いです。重い、という単語一つで片付けようとします。5年ほど作り続け、今度は子供にターゲットを変えました。子供は喜んでくれました。が、持続性はなく、アイツらはやっぱプラスチックの玩具が好きなようです。子供のころ、遊びに行った友達の家にセブンスターの空き箱で作った傘が飾られていました。これどうしたの?と聞くと、友達が嫌そうな顔をしながら「おばあちゃんが作ったの」と言いました。ピアノの上には黒いウィスキーの空きビンに毛糸の三つ編みをつけた人形が置かれていました。恥ずかしそうな顔で「おばあちゃんが作ったの」と言いました。良かれと思って作ったモノが良かれではない!!いらないモノからよりいらないモノが作られている!!私は異常に興奮しました。私はこういう大人になりたいと思いました。報われない愛、清らかな心がここにある!と思いました。私も清らかな心しか込めてません。手芸は至福の時です。

イベント情報

光浦靖子
『男子がもらって困る・子供がもらって、そうでもない ブローチ展』

2014年6月5日(木)~6月22日(日)
会場:東京都 表参道 表参道ヒルズ本館B3F OMOTESANDO HILLS POCKET
時間:11:00~21:00(日曜は20:00まで)
料金:無料

『光浦靖子 書籍サイン会&トークイベント』
2014年6月7日(土)14:00~
会場:東京都 表参道 表参道ヒルズ本館B3F OMOTESANDO HILLS POCKET
出演:
光浦靖子
千秋
※会期中、書籍購入者に先着で整理券を配布

『光浦靖子 手芸ワークショップ』
2014年6月21日(土)14:00~15:30、16:00~17:30
会場:東京都 表参道 表参道ヒルズ本館B3F OMOTESANDO HILLS POCKET
定員:各回20名(会期初日より受付、先着順)
料金:3,000円

(画像1枚目~4枚目:光浦靖子の手芸作品 photo:Masanori Ikeda(YUKAI)、画像5枚目:光浦靖子)

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