「紫式部」長澤まさみ VS 「清少納言」斉藤由貴、三谷幸喜の新作舞台は女のバトル

三谷幸喜による作・演出舞台『紫式部ダイアリー』が、11月の東京・渋谷のパルコ劇場公演を皮切りに名古屋、福岡、大阪、松本、広島で上演される。

同作では、若さと美貌を兼ね備え、『源氏物語』で注目を集める若手作家・紫式部と、文筆家として才能の枯渇に怯えながら、同時に女性としても加齢による美の衰えに不安を抱くベテラン作家の清少納言による、作家として、女としての戦いが描かれる。なお、三谷にとっては初の女性しか登場しない舞台になるという。

キャストには、三谷作品への出演はドラマ『わが家の歴史』以来となる紫式部役の長澤まさみ、三谷が脚本を手掛けた舞台『君となら』に出演した清少納言役の斉藤由貴が名を連ねている。なお、2人は共に『東宝シンデレラオーディション』でデビューしており、同じ事務所の先輩と後輩でもある。チケットの一般発売は9月上旬を予定。

長澤まさみのコメント

念願だった三谷さんとの舞台作品。とても楽しみにしています。紫式部と清少納言ということで、なんだか一筋縄では物語が進んで行かない様なところが少し怖くもあり楽しみなところでもあります。斉藤由貴さんは事務所の先輩ですが、共演は今回が初めて。稽古を通して2人の関係性を丁寧に作って行けたらと思います。三谷さんの作品ですから、その世界感や会話の中から物語の人々がイキイキと輝けるよう努めていきたいです。

斉藤由貴のコメント

去年の暮れ、三谷さんと歌番組で再会致しました。ザ・芸能界の場違いな気配で変にソワソワしてて、でも「三谷さんとの再会」がすごく嬉しい、ってコトだけは私はハッキリ自覚してました。AKBと一緒に炸裂する三谷さんを見ながら、「特異性」という言葉が浮かびました。長澤まさみちゃんは、一応同じ事務所の後輩です。でも、こと役者稼業で言えば、先輩後輩は1gも意味がないってことを、彼女と一緒に経験する瞬間を味わいたいと考えています。心配なのは、彼女の綺麗な長い足に見とれて台詞をとちったらどうしよう、ということです(本気です)。今回、二人芝居ということなので、台詞は出来ればまさみちゃん70%、サイトー30%くらいだと助かるなーと思っています。それでオイシイとこを貰えたらとても嬉しいです(本気です)。

三谷幸喜のコメント

長澤さんの舞台を観て、この人には舞台女優として秘めた才能があると感じました。それを引き出してみたいと思いました。どうせならハードルは高い方がいい。難易度の高い二人芝居。それも女二人。相手役はめちゃくちゃ芝居の上手いベテラン女優。となると斎藤由貴さんしか思い浮かびませんでした。内容は、紫式部と清少納言の壮絶なバトル。それにしても、これだけのハードルを、果たして長澤まさみは、飛び越えることが出来るのか?たぶん出来ます。お楽しみに。ちなみに、実は男が出てこない作品を書いたことがない僕にとっても、これはかなりのハードルなんですよ。頑張ります。

イベント情報

PARCO Production
『紫式部ダイアリー』

作・演出:三谷幸喜
出演:
長澤まさみ
斉藤由貴

東京公演
2014年11月1日(土)~11月30日(日)
会場:東京都 渋谷 パルコ劇場

名古屋公演
2014年12月4日(木)~12月7日(日)
会場:愛知県 名鉄ホール

福岡公演
2014年12月9日(火)
会場:福岡県 福岡国際会議場メインホール

大阪公演
2014年12月11日(木)~12月21日(日)
会場:大阪府 森ノ宮ピロティホール

松本公演
2014年12月25日(木)
会場:長野県 まつもと市民芸術館

広島公演
2014年12月27日(土)
会場:広島県 広島アステールプラザ大ホール

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