宮城聰演出、山崎ナオコーラ脚本の舞台『グスコーブドリの伝記』が、1月17日から静岡・静岡芸術劇場で上演される。
宮沢賢治の代表作として知られる童話『グスコーブドリの伝記』は、深刻な冷害で両親を失ったきこりの息子・グスコーブドリが、自然の脅威に立ち向かう物語。地質学や土壌学の専門家でもあり、貧困を極めていた当時の農民と生活を共にしながら収穫量を改善しようと奮闘した宮沢賢治の人生が反映された作品だ。
SPAC‐静岡県舞台芸術センターの芸術総監督を務める宮城は「『グスコーブドリの伝記』は、SF小説としての「楽しさ」を魅力として、日本に住む者が活火山という最も身近な脅威に目を向けることを願って書かれた、賢治の芸術的遺言だと思います」とコメント。なお、小説家の山崎ナオコーラは同作で初めて演劇台本を手掛ける。
上演期間中に宮城とゲストによるアーティストトークの開催を予定しており、1月17日は人形劇俳優・演出家の平常が登場。1月24日と2月1日のゲストは後日発表される。
イベント情報
『グスコーブドリの伝記』
2015年1月17日（土）、1月18日（日）、1月24日（土）、1月31日（土）、2月1日（日）全5公演
会場：静岡県 静岡芸術劇場
演出：宮城聰
作：宮沢賢治
脚本：山崎ナオコーラ
出演：
美加理
阿部一徳
池田真紀子
大内米治
木内琴子
大道無門優也
本多麻紀
森山冬子
山本実幸
吉植荘一郎
渡辺敬彦
主催：SPAC‐静岡県舞台芸術センター
料金：一般4,100円 SPACの会会員割引3,400円 大学生・専門学校生2,000円 高校生以下1,000円
※その他割引プラン有
『グスコーブドリの伝記』中高生鑑賞事業公演
2015年1月13日（火）、1月14日（水）、1月15日（木）、1月16日（金）、1月19日（月）、1月21日（水）、1月22日（木）、1月23日（金）、1月26日（月）、1月27日（火）、1月28日（水）、1月29日（木）、1月30日（金）全13公演
会場：静岡県 静岡芸術劇場
※鑑賞事業公演の一般販売は限定数のみ、取り扱いは電話と窓口のみ。
※1月13日、1月16日、1月23日、1月28日、1月29日は一般販売なし。
