『第59回岸田國士戯曲賞』発表、受賞作品は山内ケンジ『トロワグロ』

白水社が主催する『第59回岸田國士戯曲賞』の受賞作品が発表された。

8作品の最終候補から選ばれたのは、山内ケンジによる『トロワグロ』の上演台本。同作は2組の夫婦を中心にグロテスクな夢の話を交えながら「普通の物語」を描いた作品となり、山内が主宰する城山羊の会によって、昨年11月に東京・下北沢のザ・スズナリで初演された。1958年生まれの山内は、本名の山内健司名義でCMディレクターや映画監督としても活動しており、ソフトバンクのCMシリーズ「白戸家」を手掛けたことでも知られている。

選考委員の岩松了は『トロワグロ』について、「人間を微細に見つめる姿勢が独自の演劇を生んでいる。最終的には人間の浅ましさを描くことになるのだが、人が“芝居する”必然を観客は知らされることになる。そういう意味で、きわめて演劇的な作品だ」と白水社のオフィシャルサイトでコメントしている。

なお、今回の候補作品には同作に加えて、桑原裕子(KAKUTA)の『痕跡(あとあと)』、角ひろみの『囁谷シルバー男声合唱団』、田村孝裕(ONEOR8)の『世界は噓で出来ている』、福原充則(ピチチ5)の『つんざき行路、されるがまま』、古川日出男の『冬眠する熊に添い寝してごらん』、ペヤンヌマキ(ブス会*)の『男たらし』、山本卓卓(範宙遊泳)の『うまれてないからまだしねない』が選出されていた。選考委員は、岩松了、岡田利規、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、野田秀樹、松尾スズキ、松田正隆、宮沢章夫。授賞式は、4月27日に東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で行われる。

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