孤独な派遣社員と「互いに見つめ合う」大学サークルの崩壊描く、水素74%の舞台『誰』

「水素74%」の舞台『誰』が4月16日から東京・駒場東大前のこまばアゴラ劇場で再演される。

水素74%は、2010年に主宰の田川啓介が旗揚げした演劇プロデュースユニット。「自分の持っている尺度こそ全ての人間に共通する尺度だと思い込み、他人にも自分の考えで生きさせようとする自分勝手な登場人物たち」とその関係を描くことをコンセプトに掲げている。

『誰』は、2009年に初演され、『第15回劇作家協会新人戯曲賞』に入賞した同名公演の再演。孤独な派遣社員の箕輪が、会員同士が絶えず連絡を取り合い、「互いに見つめ合うこと」を活動内容としているサークル「まなざしの会」に入り込んだことをきっかけに、やがて会員たちの思惑が表面化し、サークルが崩壊していく様を描く。キャストには、浅井浩介(わっしょいハウス)、鮎川桃果、折原アキラ(青年団)、工藤洋崇、野田慈伸(桃尻犬)、前原瑞樹(青年団)、長谷川洋子、吉田彩乃、山科圭太が名を連ねている。

また、4月16日に社会学者の土井隆義、4月17日に岩井秀人(ハイバイ)、4月20日に批評家の杉田俊介をゲストに迎えたアフタートークが行われる。チケットは2月28日10:00から発売開始。

イベント情報

水素74%
『誰』

2015年4月16日(木)~4月22日(水)全9公演
会場:東京都 駒場東大前 こまばアゴラ劇場
作・演出:田川啓介
出演:
浅井浩介
鮎川桃果
折原アキラ
工藤洋崇
野田慈伸
前原瑞樹
長谷川洋子
吉田彩乃
山科圭太
料金:
前売 一般2,800円 学生2,500円 高校生以下1,000円
当日3,000円

関連リンク

  • HOME
  • Stage
  • 孤独な派遣社員と「互いに見つめ合う」大学サークルの崩壊描く、水素74%の舞台『誰』

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて