無機物を使った作品と「身体」を考察するN・ケティング展、舞台空間のような会場構成

ナイル・ケティングの個展『Hard In Organics』が、4月11日から東京・白金高輪の山本現代で開催される。

1989年生まれのナイル・ケティングは、「感知」「感覚」を意味する「センシング」というテーマを中心に、映像、インスタレーション、サウンドアート、パフォーマンスなど幅広い作品を発表しているアーティスト。昨年の『アートフェア東京』で日本での初個展となる『ESSE』を開催した。また、学生時代から勅使河原三郎に師事してパフォーマンスを始め、現在はベルリンを拠点に振付家コンスタンツァ・マクラスが率いるダンスカンパニー「ドーキーパーク」でダンサーとしても活動しており、創作活動を通して無機物を多用した作品と「身体」というキーワードを平行して考察している。

『Hard In Organics』展では、新作の映像作品を中心に、圧電素子、ピエゾフィルムシート、クリスタルなどで制作された作品を展示する。約12分間の新作映像作品『Deep Signals』は、ケティングに多大な影響を与えているイタリアの哲学者、美学者のマリオ・ペルニオーラの著書『無機的なもののセックス・アピール』の「衣服としての身体」にインスピレーションを受けて制作されたもの。また、スピーカーの原理を発見した発明家のピエール・キュリーが妻のマリーに宛てたラブレターをモチーフにした作品や、2層のアクリル板の間に水晶が挟まれている譜面台状の作品、圧電素子を連結させた音響彫刻、水晶の結晶群のインスタレーションなどが展示され、会場内が1つの舞台空間のように構成されるという。

なお、初日の4月11日にはオープニングレセプションとケティングによるパフォーマンスを開催。会期中は、アーティストを交えたトークセッションを予定している。

イベント情報

ナイル・ケティング
『Hard In Organics』

2015年4月11日(土)~5月16日(土)
会場:東京都 白金高輪 山本現代
時間:11:00~19:00
休廊日:日、月曜、祝日
料金:無料

オープニングレセプション&パフォーマンス
2015年4月11日(土)18:00~20:00
会場:東京都 白金高輪 山本現代

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