106歳で逝去したマノエル・ド・オリヴェイラ監督、101歳時の日本未公開作が公開へ

映画『アンジェリカ(仮題)』の日本公開が決定した。

同作は、4月2日に106歳で逝去したポルトガル出身のマノエル・ド・オリヴェイラ監督が、101歳のときに発表した作品。現役最高齢の監督としても知られていたオリヴェイラは、23歳であった1931年に『ドウロ河』で監督デビュー。1980年代からは、ほぼ1年に1作というペースで新作を撮り続け、1991年には映画『神曲』が『第48回ベネチア国際映画祭』審査員特別賞、1999年には映画『クレーヴの奥方』が『第52回カンヌ国際映画祭』審査員賞を受賞している。

日本初公開となる『アンジェリカ(仮題)』は、ポルトガルの小さな街を舞台にした作品。ある富豪の家族から、亡くなったばかりの美しい娘・アンジェリカの最後の写真撮影を依頼された青年イサクが、ファインダー越しに微笑みかけてきた彼女に魅了され、徐々にとり憑かれていく様を描いたミステリアスファンタジーだ。

キャストには、『ブエノスアイレス恋愛事情』などに出演しているスペイン出身のピラール・ロペス・デ・アジャラ、オリヴェイラの孫であるリカルド・トレパが名を連ねている。なお同作は、東京・渋谷のBunkamuraル・シネマほか全国で、年内に公開される予定だ。

作品情報

『アンジェリカ(仮題)』

2015年にBunkamuraル・シネマほか全国で公開予定
監督:マノエル・ド・オリヴェイラ
出演:
ピラール・ロペス・デ・アジャラ
リカルド・トレパ
配給:クレストインターナショナル

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