収集の楽しさを学ぶ参加型の展覧会『キュッパのびじゅつかん』

企画展『ノルウェーから東京・上野へ!キュッパのびじゅつかん―みつめて、あつめて、しらべて、ならべて』が、7月18日から東京・上野の東京都美術館で開催される。

「物を見つめ、集め、並べてみることから始まる、私たちの住む世界とのコミュニケーション」をテーマに掲げる同展。物を集めることが大好きな丸太の男の子・キュッパを主人公にしたノルウェーの作家オーシル・カンスタ・ヨンセンの絵本『キュッパのはくぶつかん』の物語を導入に、観察と収集を通じて表現する現代アーティストの作品やコレクションが展示される。

また、同展では参加型、体験型の作品を多く展示。未整理のまま置かれた千種類以上の物を鑑賞者が独自の分類で巨大な収蔵棚に並べる日比野克彦『bigdatana―たなはもののすみか』や、イギリスの作家アラン・ケインが自ら選んだ約300点の陶磁器に鑑賞客が持ち寄った皿や陶器を足していくことができる参加型のインスタレーション『Home of Orphaned Dishes(忘れられた器たちの棲み家)』などが紹介される。

出品作家には、日比野克彦、アラン・ケインに加え、オーシル・カンスタ・ヨンセン、栗田宏一、岩田とも子、小山田徹が名を連ねている。なお、会期中には関連イベントも開催。詳細は特設サイトで順次発表される。

イベント情報

『ノルウェーから東京・上野へ!キュッパのびじゅつかん―みつめて、あつめて、しらべて、ならべて』

2015年7月18日(土)~10月4日(日)
会場:東京都 上野 東京都美術館 ギャラリーA、B、C
時間:9:30~17:30(9月11日、18日を除く金曜は21:00まで、入室は閉室の30分前まで)
出品作家・コレクション:
日比野克彦
アラン・ケイン
オーシル・カンスタ・ヨンセン
栗田宏一
岩田とも子
小山田徹
アチック・ミューゼアム・コレクション(国立民族学博物館 所蔵)
宮澤賢治採取 石のコレクション(岩手大学農業教育資料館 所蔵)
植物種子・キノコの標本(大阪市立自然史博物館 所蔵)
木村蒹葭堂貝石標本(大阪市立自然史博物館 所蔵)
タイル・コレクション(世界のタイル博物館 所蔵)
塩野谷墨壷コレクション(竹中大工道具館 所蔵)
休館日:月曜(7月20日、9月21日は開室)、7月21日
料金:一般800円 65歳以上500円 学生400円
※高校生以下無料
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳をお持ちの方と付添者1名は無料

  • HOME
  • Art,Design
  • 収集の楽しさを学ぶ参加型の展覧会『キュッパのびじゅつかん』

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて