会田誠と椹木野衣の共著『戦争画とニッポン』が、6月23日に刊行された。
戦後70年にちなんで刊行された同書は、美術評論家の椹木と現代美術作家の会田が、戦争を題材とした絵画である「戦争画」を語り合ったもの。欧米では絵画のジャンルとして確立されている戦争画が日本絵画史から抜け落ちた理由や、第二次世界大戦時に描かれた戦争画がどのように収蔵され、どのような捉え方をされているのかなどを問い直していく。
また、戦争画集の編集も手掛ける椹木が選んだ戦争画26点の図版が掲載されるほか、作品が描かれた背景、画家たちを紹介する。