「広島」問う『早稲田文学』秋号、安保法案アンケートに87人が回答

季刊文芸誌『早稲田文学 2015年秋号』が、本日8月7日に刊行された。

今号の特集は「広島について、いろんなひとに聞いてみた」。表紙と巻頭は篠山紀信が撮影した大江健三郎の写真が飾るほか、市川真人による大江へのインタビュー「半世紀後の『ヒロシマ・ノート』」が掲載されている。さらに重松清によるジャーナリストの堀川恵子へのインタビューや、市川と小山田浩子による栗原健太(広島東洋カープ)へのインタビューなどが掲載。執筆者には大久秀憲、佐々木俊輔、港千尋、笹岡啓子らが名を連ねている。

また同誌では、7月に衆議院を通過した安全保障関連法案について、過去に同誌で執筆などを依頼した作家、批評家らを対象にしたアンケートを実施。約48時間の実施期間で集まった佐々木敦、大塚英志、浅田彰、宮内悠介、石原千秋、四方田犬彦、勝谷誠彦、中村文則、小林エリカ、いしいしんじ、笙野頼子、荻世いをら、阿部和重ら87人の回答が掲載されている。

なお、小特集「昏い部屋の女たち」では初の日本語訳となるアンナ・カヴァンの短編作品や、同じく初訳となるジューナ・バーンズの詩などが掲載。さらにカズオ・イシグロと杏が語り合ったトークイベントの記事や、谷原章介が西川美和監督と語り合う企画記事なども掲載されている。

書籍情報

『早稲田文学 2015年秋号』

2015年8月7日(金)発売
価格:1,620円(税込)
発行:早稲田文学会
発売:筑摩書房

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