G・ピーターソンが「今のブラジルを象徴する音楽」作る記録映画

ドキュメンタリー映画『ブラジル・バン・バン・バン：ザ・ストーリー・オブ・ソンゼイラ～ジャイルス・ピーターソンとパーフェクトビートを探しもとめて～』が、10月9日から東京・渋谷のアップリンクで公開される。

ブラジル音楽をセレクトしたCDを数多く発表しているDJのジャイルス・ピーターソンが、「今のブラジルを象徴する音楽作品」を作り上げるというミッションを与えられ、ブラジル・リオデジャネイロで作品制作に挑む様子を追った同作。現地のスタジオ「コンパニア・ドス・テクニコス・スタジオス」で新たなプロジェクト「SONZEIRA」を立ち上げたピーターソンが、ブラジルのミュージシャンたちとセッションを繰り広げながらアルバム『Brasil Bam Bam Bam』を完成させるまでの過程が捉えられている。

同作には、サンバシンガーのエルザ・ソアレスや、パーカッショニストのナナ・ヴァスコンセロス、シンガーソングライターのマルコス・ヴァーリらが登場。さらに、エヂ・モッタのレコードコレクションや、『シティ・オブ・ゴッド』への出演でも知られるセウ・ジョルジとピーターソンのセッションの様子なども映し出されている。また、映画のオフィシャルサイトには沖野修也（Kyoto Jazz Massive）、中原仁、ピーター・バラカン、松浦俊夫の推薦コメントが掲載されている。

なお、映画の制作費などを募るクラウドファンディングプロジェクトが10月1日までMotion Galleryで実施中。支援のリターンには、ピーターソンも出席する映画の完成記念VIPカクテルパーディーへの招待や、ピーターソンのサイン入りのアルバム『Brasil Bam Bam Bam』などが用意されている。また、ブラジルのストリートチルドレンをサポートするため、集まった資金の一部と映画の興行純利益の50パーセントがNGO団体「Fight for Peace」に寄付される。

関連リンク

• ドキュメンタリー映画『ブラジル・バン・バン・バン』
• 新感覚ドキュメンタリー！　音楽の伝道師が恋に落ちたブラジル、リオの光と影 - クラウドファンディングのMotionGallery