虚構の弾丸で他者を殺す子どもたち描く、劇団柿喰う客の最新作『天邪鬼』

劇団「柿喰う客」の舞台『天邪鬼』が、9月16日から東京・下北沢の本多劇場で上演される。

2016年で旗揚げ10周年を迎える柿喰う客は、11月から上演される舞台『ハイキュー!!』の脚本や舞台『女中たち』の演出などで知られる演出家・劇作家の中屋敷法仁が代表を務める劇団。オリジナルの新作を上演する本公演をはじめ、女優だけでシェイクスピアを上演する『女体シェイクスピア』シリーズ、子どもと大人が共に楽しめる『こどもと観る演劇プロジェクト』など様々な作品を発表している。

『天邪鬼』は、柿喰う客にとって約1年半ぶりとなる本公演。同作は、荒廃した世界で「戦争ごっこ」に夢中になる子供たちを描いた作品。虚構の銃弾で人間を殺せるようになった彼らが、子どもたちが持つ想像力を探る能力を開発しようとする大人たちによって、強制的に演劇を教えられるというストーリーだ。

作・演出を手掛けるのは中屋敷法仁。出演者には中屋敷をはじめ、柿喰う客・副代表の七味まゆ味、ドラマ『花子とアン』や舞台『真田十勇士』への出演で知られる玉置玲央など同劇団の劇団員が名を連ねている。

なお、同公演は東京公演を皮切りに、9月25日から兵庫・伊丹のAI・HALL、9月30日と10月1日に岐阜・大垣市スイトピアセンター文化ホールで上演。東京公演では配役をシャッフルして上演する「乱痴気」公演も開催される。また各公演で、最前列での鑑賞が保証され、特製缶バッジ、非売品Tシャツ、ショップバッグが付属する「極楽」チケットや、3人以上での観劇を対象にした「なかよし割引」なども用意されている。各チケットの詳細は、オフィシャルサイトをチェックしよう。

イベント情報

柿喰う客
『天邪鬼』

作・演出:中屋敷法仁
出演:
七味まゆ味
玉置玲央
永島敬三
大村わたる
葉丸あすか
中屋敷法仁

東京公演
2015年9月16日(水)~9月23日(水・祝)全10公演
会場:東京都 下北沢 本多劇場
料金:極楽6,800円 一般4,800円 学生2,800円 高校生以下1,800円

兵庫公演
2015年9月25日(金)~9月28日(月)全6公演
会場:兵庫県 伊丹 AI・HALL
料金:極楽6,800円 一般4,300円 学生2,800円 高校生以下1,800円

岐阜公演
2015年9月30日(水)、10月1日(木)全2公演
会場:岐阜県 大垣市スイトピアセンター 文化ホール
料金:極楽4,000円 一般3,000円 U25チケット2,500円 高校生以下1,000円 065チケット1,500円 キャンパスシート1,000円
※キャンパスシートは当日空席がある場合のみ、要学生証
※065チケットは65歳以上が対象、10月1日の公演のみ販売、要証明証

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