Turntable Filmsの3年半ぶり新アルバム、全曲が日本語詞

Turntable Filmsのニューアルバム『Small Town Talk』が、11月11日にリリースされる。

前作『Yellow Yesterday』以来、約3年7か月ぶりのフルアルバムとなる同作。全曲が日本語詞となり、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が主宰を務めるレーベル「only in dreams」から発売される。

レコーディングは地元の京都で敢行。ミックスは、Grizzly Bear、Dirty Projectorsなどの作品を手掛けたサンドロ・ペリーが担当し、マスタリングエンジニアは前作に引き続いてハリス・ニューマンが務めた。収録曲などの詳細は後日発表される。

井上陽介(Turntable Films)のコメント

曲作りから発売にたどり着くまでにとても時間がかかりましたが、こうして無事にみなさんの耳に届くことになってホッとしています。
このアルバムは、まるで旅するかの如くいろんな人から人へと渡り続け、その度に変化と進化を繰り返して出来上がっていった作品です。
よくぞここまで成長したと子供を思うような気持ちと、変化しすぎて自分の子供でもないような気持ちが共存している不思議な感覚ですが、“どこに行っても元気でいてね”という想いは確かです。
全編日本語詞だったり、サポートメンバーを含めた全員での一発録りやカナダでのミキシングやマスタリングなど、新鮮かつ刺激的な初めての試みもあり、その他にも出来上がるまでにたくさんのドラマがありました。
それらすべてがこのアルバムを作った要素であり、そして人から人へと渡り続けていくたびにより良いものへと変身し続けていきました。
そして成長したその姿を見て、我ながら良い作品に仕上がったなぁと感じております。
僕が書いた小さな街のそれぞれの物語は繋がっていないようで繋がっていて、それは僕の知っている街のようでもあれば、知らない街のようでもあります。
そして次は聴いてくれる人の場所で、それぞれの世界を作り、とうとう作者の僕も想像のつかない街の物語となります。
そのそれぞれの姿がこの作品にふさわしく、そして魅力になるのではないかと思っています。
最後にこのアルバムに関わってくれたすべての人と、聴いてくれるみなさんに感謝の意と最大級の愛を。
どうもお耳にお邪魔しております。
お世話になります。

谷健人(Turntable Films)のコメント

これはバンドとしてのソウルミュージックです(多分...ね)
歌詞が日本語になった、とかバンドの編成が変わった、とか分かりやすい変化はあるけれど、僕は実は1stより前に出していた自主盤に近い作品になったような気がしています。
当時と違うのは演奏が上手くなったというのは勿論、昔よりだいぶクールダウンしながら録音していたということ。
あとは何よりミックスエンジニアのSandro Perriの存在。
彼は、ずっと僕がこのバンドで一番出したくて出せなかった音を作ってくれたと思っています。
前作とカラーが全く違うように聞こえるかもしれないけれど、実は前作よりもとても僕たちっぽいアルバムです。 是非聞いてみて下さい。

田村夏季(Turntable Films)のコメント

全てが日本語詞になったこと、これまでの経験で得た音作りやずっと一緒にやってきたサポートメンバーとの信頼関係、Sandro Perriが参加してくれたこと。そういった色々な要素がちゃんと音楽の精神的なところに集約されて、曲の持つ物語や情景、登場人物の想いが見えてくるようなとてもロマンチクックなアルバムができました。
これまでの僕たちを知ってくれている方にも、初めて聞いてくれる方にも楽しんで頂けると嬉しいです。

リリース情報

Turntable Films
『Small Town Talk』(CD)

2015年11月11日(水)発売
価格:2,300円(税込)
only in dreams / ODCP-011

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