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染谷将太が丸坊主で空海に、チェン・カイコー新作『空海―KU-KAI―』

『空海―KU-KAI―』 ©New Classics Media Corporation and Kadokawa Corporation 2016
『空海―KU-KAI―』 ©New Classics Media Corporation and Kadokawa Corporation 2016

チェン・カイコー監督の新作映画『空海―KU-KAI―』のキャストが発表された。

日中共同製作となる同作の原題は『妖猫伝』。夢枕獏の小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』をもとにした作品で、日本から遣唐使として唐に渡ってきた若い僧侶・空海が、詩人・白楽天と共に首都・長安を揺るがす謎に迫るというあらすじだ。

邦題とあわせて発表されたキャストは、空海こと沙門空海役を演じる染谷将太と、白楽天役を演じるホアン・シュアン。撮影は中国・湖北省の襄陽に唐の都を再現し、7月末から年内にかけて行なわれている。染谷は丸刈りで撮影に臨んでいるとのこと。構想は5年にわたり、総製作費は150億円におよぶという。

メガホンを取ったチェン・カイコーは、『さらば、わが愛/覇王別姫』で『第46回カンヌ国際映画祭』パルムドールや『第51回ゴールデングローブ賞』外国語映画賞を受賞。1987年の『子供たちの王様』は『カンヌ国際映画祭』コンペティション部門で初めて上映された中国映画となった。『空海―KU-KAI―』の完成は2017年、日本公開は東宝とKADOKAWAによる初の共同配給によって2018年に予定している。

染谷将太のコメント

陳凱歌監督のもと空海を演じさせて頂いています。なるべくしてなっている、今はそう思えていますが、同時にこれは奇跡だとも感じています。監督の美しいアートワークの中でなんと空海として生きられる。こんな凄まじい人生経験はないことでしょう。声をかけてくださった監督、そして快く自分を迎え入れてくれている中国スタッフ・キャストの皆さんに感謝しかありません。
まるで激しい航海の後大唐で真相を探し求めたように自分も撮影に挑んでいます。もちろん全編中国語のセリフであったり平たく言えば“大変”と言えることはありますが、不思議と空海を通して過ごしているとそれがとても解消されていくのです。
唐の街を再現したとてつもないでかいセット(もはや街)での撮影は完璧な世界観の中でお芝居ができるので地に足が着いてとても説得力が生まれています。何かを探し求めた躍動溢れる若者2人、これはとてつもなくエモーショナルで大スペクタクルです。この毒々しくも美しい愛と哀しみの大事件と感動を、熱々の状態で皆様に届けられるよう日々撮影していきますので楽しみにしていてください。

チェン・カイコー監督のコメント

この映画が求めているのは「美」である。
僧侶と詩人―ひとりは智慧を持ち理性的で聡明、もう一人は感性と才気に富み、熱血的である。
ふとしたきっかけで出会った二人は、何の為に相棒となり、ともに過ごすのか。
それは、この世の中の「美」が徹底的に破壊されないように守る為である。

夢枕獏のコメント

ぼくが一七年かけて書いた物語の舞台、映画のために造られた巨大な長安の街の中を歩いていたら、思わずほろほろと涙がこぼれてきた。このような奇跡がおこるとは。ぼく自身がぼくの物語の中を歩いているのである。長い間、映像化不可能と思っていたのだが、そうでないことをこの時確信した。陳凱歌という優れた監督と出会えたことは、ぼくにとって、というより、この物語にとって、最大の幸せであろう。

角川歴彦のコメント

陳凱歌監督は、世界の映画界で誰もが認める巨匠であり、歴史巨編を撮れば第一人者です。彼とは数十年の交友の中でいつか国境を越えた大作を一緒に製作したいと語り合ってきました。夢枕獏さんの長編小説は日中交流の懸け橋となった空海の若き日の大冒険物語です。よき原作を得て監督との夢を実現させる時が来たと確信しました。日中の関係各所の甚大な協力のもと、壮大なプロジェクトがスタートしました。また監督が一目ぼれした染谷将太さんと黄軒さんという若い世代のトップスターの競演も、この史上稀にみるエンタテイメントを彩ってくれるものと期待しています。

『空海―KU-KAI―』 ©New Classics Media Corporation and Kadokawa Corporation 2016
『空海―KU-KAI―』 ©New Classics Media Corporation and Kadokawa Corporation 2016
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