
展覧会『THE PLAY since 1967 まだ見ぬ流れの彼方へ』が、10月22日から大阪・中之島の国立国際美術館で開催される。
1967年から関西を拠点に活動している美術家集団プレイ。現在は池水慶一、小林愼一、鈴木芳伸、二井清治、三喜徹雄の5人が中心となっているが、メンバーは流動的でこれまでに参加した作家は100人を超えるという。形に残る作品を作るのではなく、自然の中で体験する「行為」を重視し、発泡スチロール製のイカダで川を下る、京都から大阪に羊を連れて旅をする、山頂に丸太材で一辺約20メートルの三角塔を建て、雷が落ちるのを10年間待つといった「行為」を計画してきた。
プレイにとって美術館では初の個展となる同展。2011年に制作した『ナカノシマ 現代美術の流れ』のための発泡スチロール製のイカダや、2015年の『IE Picnic : THE PLAY HAVE A HOUSE』で再建した家、1977年から10年間取り組んだ『雷』で建設した三角塔の縮小復元版などを展示する。なお三角塔は国立国際美術館の2階分の高さを越えるという。さらに印刷物や写真、映像、音声などの未公開資料を紹介。
会期中にはアーティストトークやシンポジウムなどを開催する。詳細は国立国際美術館のオフィシャルサイトで確認しよう。