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最果タヒ×若手監督の短編映画が配信 上坂すみれ、吉澤嘉代子、ぽんら出演

『文庫の詩』
『文庫の詩』

最果タヒ原作の短編映画シリーズ『さいはてれび』が、本日2月13日からフジテレビオンデマンドで配信されている。

『さいはてれび』は、最果タヒによる詩集『死んでしまう系のぼくらに』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』を原作にした短編映像シリーズ。若手映像監督と女性アーティストがタッグを組み、最果の詩の世界観を表現する。

第1弾となる今回のラインナップは、荒船泰廣監督、ぽん(ORESAMA)主演による『恋する心臓』、山戸結希監督、上坂すみれ主演による『文庫の詩』、二宮健監督、吉澤嘉代子主演による『MEDIOCRITY GIRLFRIEND』の3作品。また音楽を小島英也(ORESAMA)、Vampillia、浅見北斗(Have a Nice Day!)がそれぞれ提供している。

ぽんは同作について、「演技は初めてでしたが、沢山の方のお力添えにより、奇妙で切ない、とても素敵な作品になりました」とコメント。声優や歌手としての活動で知られる上坂は、「普段は声優として声のお芝居をしているので、映像の作品に参加させていただくと聞いたときはとても驚きました」と当時の心境を明かしている。吉澤は「生涯、ふとももは出さないと思っていました。初めてのニップレス、吸ったことのない煙草、美少女とのキス。もうわたしどうなっちゃうの~!という不安こそあったものの、二宮健監督から完成として送られた映像はうつくしいものでした」と語っている。

ぽん(ORESAMA)のコメント

私の演じる主人公のフクは、まるで私の写鏡のような子でした。内向的で自信がなくて、臆病で。だから彼女の言動にどんな気持ちが隠れているのか手に取るように分かる気がして、初めて台本を頂いた時からずっと彼女を抱きしめてあげたい気持ちでいっぱいでした。演技は初めてでしたが、沢山の方のお力添えにより、奇妙で切ない、とても素敵な作品になりました。「恋する心臓」ぜひ見て下さい。

上坂すみれのコメント

普段は声優として声のお芝居をしているので、映像の作品に参加させていただくと聞いたときはとても驚きました。監督のイメージは自由自在で、その場で次々に変化していくので、「台本を読んできて、あらかじめ作ってきたものを出す」ということが成立しない、そして自分を取り繕うことのできない空間でした。「文庫の詩」の、有機的な鉱物みたいなこの詩の言葉の力が、届くことを願います。

吉澤嘉代子のコメント

生涯、ふとももは出さないと思っていました。初めてのニップレス、吸ったことのない煙草、美少女とのキス。もうわたしどうなっちゃうの~!という不安こそあったものの、二宮健監督から完成として送られた映像はうつくしいものでした。撮影ではほとんど睨んでおり、わたしの中の怒りをひとつの場所にあつめようと集中しました。すると愛情があふれてくるのです。ふと怒りと愛情は近しく在るのかと思いました。

最果タヒのコメント

『恋する心臓』について
生きていても、それが未来への自分に期待することだとは思えなかった。どれほどに夢を見ても、なにかを手に入れたいという感情が溢れても、それで幸せになれるという確信があったわけじゃない。どうあがいてもこの虚しさからは逃れられない気がして、だからこそ、欲してしまう。それが夢で、希望だとして、そのために身を焦がすことは、愚かなんだろうか。生きて、自分の愚かさに直面しながらそれでも、明日のことを、明後日のことを、考えられるならそれだけでその人は強く、美しい。

『文庫の詩』について
簡単に「私達」という言葉を、私達は使ってしまうけれど、私とあなたの痛みが、一致することなんてきっと永遠にないとも知っている。私とあなたが見ているものはいつだって違っていて、感情を共有なんてできるわけもなかった。それでも近くで生きていくことができたのは、あなたが引き裂かれそうになりながら言葉を叫ぶからだ。誰かにわかってもらおうなんて思っていない、あなたの精一杯の言葉に、息遣いに、触れて、私はあなたの共犯者になろうと決める。それが、私達が「私達」という言葉を叫ぶ、唯一の瞬間。

『MEDIOCRITYGIRLFRIEND』について
「理解」とは献身ではないし、「理解されない」ことは孤独ではないと、観ていて思います。拒絶が繰り返されていくたびに二人は近づき、理解が示された瞬間に、離れていく。誰かにとって別の誰かは必ず、「凡庸」になる、「天才」になる。けれど決して、同等にはなれないでいた。自分とまったく同じ存在はこの世界にはいないのだと信じつづけることだけが、他者に誠実でいるたった一つの方法で、だからこそ、彼女の冷たさはとても優しいと私は思う。

『MEDIOCRITY GIRLFRIEND』
『MEDIOCRITY GIRLFRIEND』
『恋する心臓』
『恋する心臓』
『さいはてれび』ビジュアル
『さいはてれび』ビジュアル
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