大力拓哉＆三浦崇志監督の2作品が劇場上映　しりあがり寿や岡田利規も賛辞

2017.09.17 Sun

大力拓哉と三浦崇志による監督作『ニコトコ島』『石と歌とペタ』が、10月14日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで上映される。

2007年の作品『タネ』からコンビを組んでいる大力拓哉と三浦崇志。2008年製作の『ニコトコ島』は3人の男がフェリーに乗って謎の島を旅する様子をモノクロで描いた作品で、『イメージフォーラム・フェスティバル2009』で大賞を受賞し、『第62回ロカルノ国際映画祭』コンペティション部門に招待された。

2012年製作の『石と歌とペタ』は大力拓哉と三浦崇志による初のカラー作品。石と歌とペタの3人が出会い、旅をする様を映したロードムービーとなり、『第7回ローマ国際映画祭』で招待上映された。今回の上映にあたって制作された両作品のティザービジュアルは、羽良多平吉が手掛けている。

オフィシャルサイトでは著名人の推薦コメントが掲載中。岡田利規（チェルフィッチュ）は「『ニコトコ島』も『石と歌とペタ』も、出てくる三人組は生半可なこどもみたい。もしくは、生半可な原始人。退屈さとたわむれる、ということだけをしている。それだけをして生きているような、夢を造形した映画。わたしが彼らから目が離せなかったのは、たぶん羨ましかったからなんだろう」とコメントしている。

またしりあがり寿は『ニコトコ島』に寄せたコメントの中で、「新鮮なスタイルの作品で、『オレもああいうの作ってみたい』と思う人がこれからどんどんでてきそうな、新しい可能性を感じました」と語っている。