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山下澄人&飴屋法水による舞台『コルバトントリ、』がDVD化、本日発売

舞台『コルバトントリ、』のDVDが本日リリースされた。

同公演は山下澄人の小説『コルバトントリ』を原作とし、飴屋法水が演出、上演台本、音響、美術を手掛けた舞台作品。山下は今年1月に小説『しんせかい』で『第156回芥川龍之介賞』を受賞している。

出演者には山下澄人、飴屋法水の2人をはじめ、青柳いづみ、安藤真理、郷拓郎(detune.)、グルパリ、くるみが名を連ねる。映像監督は、映画『ほんとうのうた~朗読劇「銀河鉄道の夜」を追って~』や、七尾旅人『兵士A』などの監督を務める河合宏樹。

同公演の企画を担当した佐々木敦はDVDのリリースについて「以前から、飴屋法水の演劇と、山下澄人の小説は、深いところで、明らかに通じ合っている、そう思っていた。前世か、あるいは来世で、ふたりは朋友か、ことによると兄弟だったんじゃないか。ならば現世で、一緒に何かをすることになるのも、それは必然と言っていいだろう」とコメントしている。同作は10月1日まで上演された山下澄人作、飴屋法水演出の舞台『を待ちながら』の会場で先行販売された。

山下澄人のコメント

原作者として出ませんかといわれてぼくはどういう事だろうと考えた。書いた経緯を話したりするのかな、朗読をしたりするのかな。違っていた。そもそもぼくは「原作者として」と言われるまでもなく原作者だ、らしい。となればどんなかたちで出ようと原作者としてだ。ゆえに「原作者として」に意味はなく、要するに出ませんかという事で、だからそういう事だ。ぼくは「はい」と返事した。ぼくは小説を読み返してない。今回の出演者の中でたぶんもっとも原作の中身をよくおぼえてない。書いた事すら実はあまりよくおぼえてない。ぼくは『コルバトントリ、』に参加したのだ。原作もくそもない。というか原作って何だろう。

飴屋法水のコメント

気がついたら、とても地味な作品になったように思う
それでいい
青柳いづみ、郷拓郎、安藤真理、山下澄人、グルパリ
この5人の登場人物、だからできること、を、こつこつ、やった
山下澄人の書いた小説を読んでつくった

どこかの誰かの、心の傷とか後悔とか、そんなことはどうでもいい
と言ってしまえるほどに、この世は、残酷なものだ

人間は残酷だ

それなのに、たとえば、ありがとう、などという
こー、とー、ばー、を、人間は発明したりする

ありがとう

佐々木敦のコメント

ある日、山下さんからメールが届いた。飴屋さんの『教室』を見て感銘を受けたこと、SNACという場所も面白いと思ったこと、などが記されてあった。実をいえば、その時すでに自分の心の中に、この公演のアイデアが宿っていた。以前から、飴屋法水の演劇と、山下澄人の小説は、深いところで、明らかに通じ合っている、そう思っていた。前世か、あるいは来世で、ふたりは朋友か、ことによると兄弟だったんじゃないか。ならば現世で、一緒に何かをすることになるのも、それは必然と言っていいだろう。実際、話はすごく速かった。僕がしたのは、ふたりが出会う段取りをしたこと、あとは「、」を付け加えたくらいである。ずっと昔から決まっていたこと、すべてのはじまりの前からとっくに定められていたことに、たまたま自分がかかわった、そんな気分でいる。

『コルバトントリ、』ジャケット
『コルバトントリ、』ジャケット
『コルバトントリ、』公演写真
『コルバトントリ、』公演写真
『コルバトントリ、』公演写真
『コルバトントリ、』公演写真
『コルバトントリ、』公演写真
『コルバトントリ、』公演写真
『コルバトントリ、』公演写真
『コルバトントリ、』公演写真
『コルバトントリ、』公演写真
『コルバトントリ、』公演写真
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