『天下を治めた絵師 狩野元信』展 幅広い画業を紹介、父・正信の作品も

『六本木開館10周年記念展 天下を治めた絵師 狩野元信』が11月5日まで東京・六本木のサントリー美術館で開催されている。

室町時代より長く画壇の中心を担ってきた狩野派の二代目・狩野元信。従来の漢画系の絵師たちが中国絵画の名家による手本に倣った筆様を使い分けていたのに対して、元信は筆様を整理、発展させ、真、行、草の3種の「画体」を生み出し、その型を弟子たちに学ばせることで集団的な作画活動を可能にした。

狩野元信の回顧展となる同展では、元信、元信工房、元信の父・正信らの作品を紹介。障壁画や、南宋絵画とその伝統を受け継ぐ呂紀らの明代絵画、日本で憧憬されてきた中国絵画、絵巻、扇絵、仏画や神道絵画といった宗教的主題を扱った作品を展示している。

10月21日には山本英男による講演『記念講演会「狩野元信、画壇を制覇す―その芸術と戦略―』を開催。詳細はサントリー美術館のオフィシャルサイトで確認しよう。

イベント情報

『六本木開館10周年記念展 天下を治めた絵師 狩野元信』

2017年9月16日(土)~11月5日(日) 会場:東京都 六本木 サントリー美術館 時間:10:00~18:00(金、土曜、10月8日、11月2日は20:00まで、入館は閉館の30分前まで) 休館日:火曜(10月31日は開館) 料金:一般1,300円、大学・高校生1,000円 ※中学生以下無料
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