12月から東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開される映画『アランフエスの麗しき日々』の予告編が公開された。
ヴィム・ヴェンダース監督にとって初のフランス語作品となる同作は、長年の友人であるペーター・ハントケの戯曲『アランフエスの麗しき日々 夏のダイアローグ』が原作。ハントケとの5本目のコラボレーションとなり、風が吹く木陰のテラスを舞台に、性的体験や子供時代、記憶、夏の本質、男と女の違い、女性的な視点と男性的な認識などについて男女の対話が交わされる。
今回公開された予告編では、イェンス・ハルツ演じる作家がタイプライターに向かう姿や、レダ・カテブとソフィー・セミン演じる男女がテラスに腰掛けて会話する様子、ゲスト出演者のニック・ケイヴが“Into My Arms”をピアノ弾き語りするシーンなどが確認できる。
なお同作では劇中音楽は全て廊下に置かれたジュークボックスから流れ、冒頭はヴェンダースが「物語が語られるすばらしい夏の日にふさわしい、これ以上の曲は存在しない」と語るルー・リードの“Perfect Day”が飾る。
- 作品情報
-
『アランフエスの麗しき日々』
2017年12月からYEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開監督・脚本:ヴィム・ヴェンダース 原作:ペーター・ハントケ『アランフエスの麗しき日々 夏のダイアローグ』(論創社) 出演: レダ・カテブ ソフィー・セミン イェンス・ハルツ ニック・ケイヴ 上映時間:97分 配給:オンリー・ハーツ

Special Feature
coe──未来世代のちいさな声から兆しをつくる
ダイバーシティーやインクルージョンという言葉が浸透し、SDGsなど社会課題の解決を目指す取り組みが進む。しかし、個人のちいさな声はどうしても取りこぼされてしまいがちだ。いまこの瞬間も、たくさんの子どもや若者たちが真剣な悩みやコンプレックス、生きづらさを抱えながら、毎日を生きている。