展覧会『小杉武久 音楽のピクニック』が、本日12月9日から兵庫・芦屋市立美術博物館で開催されている。
1938年に生まれた音楽家の小杉武久。大学在学中に即興音楽グループ「グループ・音楽」を結成したのち、アメリカ・ニューヨークを拠点とした芸術家集団のフルクサス、音楽のジャンルを超えた日本の音楽集団であるタージ・マハル旅行団のメンバー、ジョン・ケージが音楽監督を務めたマース・カニングハム舞踊団の専属音楽家として1960年代から国内外の様々な場所で演奏活動を行なってきた。1970年代末からは音を基点としたオブジェやインスタレーションなども発表している。
小杉の活動を俯瞰的に捉えることを目的とした同展。記録写真やチラシ、ポスター、プログラムなど1950年代から現在までの300点を超えるアーカイブ資料と、これまでに発表されてきたオーディオビジュアル作品を紹介している。
12月23日には高橋悠治と川崎弘二によるトークイベント、1月13日には小杉武久と藤本由紀夫の対談を実施するほか、会期中には小杉作品の無料上映会も4回行なわれる。詳細は芦屋市立美術博物館のオフィシャルサイトで確認しよう。