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武井佑吏監督の青春SF群像劇『赤色彗星倶楽部』公開 トークに山戸結希ら

『赤色彗星倶楽部』
『赤色彗星倶楽部』

映画『赤色彗星倶楽部』が、2月10日から東京・ポレポレ東中野で公開される。

『PFFアワード2017』で日活賞と映画ファン賞、2017年の『田辺・弁慶映画祭』でグランプリ、『東京学生映画祭』で準グランプリを受賞した同作。主人公・ジュンと天文部の仲間たちが、数十年に一度観測される赤色彗星にまつわる奇妙な学説を耳にしたことをきっかけに、強い磁力を持つ「彗星核」の創作に取りかかるというあらすじだ。メガホンをとったのは、1992年生まれの武井佑吏監督。

上映会期中には、山戸結希、深田晃司、岩切一空らを迎えるトークや監督・キャストによる舞台挨拶を実施。詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。あわせて、山戸結希によるコメントも公開された。

山戸結希のコメント

『赤色彗星倶楽部』に込められた熱量と醒め方、その隔たりに、
観客が大きな才能を発見する身震いがある。
あるいは、
器用さと不器用さのどうしようもなく埋められぬ溝に、
若い才能へとだけ向けられる特別な愛情が流れ込んでくる。

赤色彗星を前にした少年少女の躁鬱。
“嵐の前の静けさ――”
それが、武井佑吏の物言わぬ寡黙さと、目の奥の隠せぬ野心によく似合う。
『赤色彗星倶楽部』は、運命的な、作家のデビュー作なのだろう。

この作品のエンディングの美しさは、
先人からの影響による反響に、今にも埋もれてしまうような映像美としてではなく、
それでも、この命だけは、決定的にオリジナルであるのだという、叫びのような産声の中に生まれていた。
幕引きの数分間に、武井佑吏の脆い生命を幻視するような。
「この世界で、たった一人の映画作家でありたい」
そんな願いそのもののようなエンドロールであり、それを見逃すことが、どうしても出来なかった。

観客に発見されることだけを、待ちわびる未来の彗星と、
いつもこんな浮き足立つ気持ちで、新しい作家の誕生に立ち会える私たちの歓びが、こんなにも出会いを待ちながら、
まるで嵐の前夜に、倶楽部活動をしているみたいだ。
ポレポレ東中野は、誰かの人生を変える映画を上映し続けてきた映画館だ。
劇場の夜にたった7回だけ降る、赤色の彗星をお見逃しなく。
この映画は、かけがえのない前夜の証明になる。
武井佑吏は、次世代の映画作家のトップランナーになるだろう。

『赤色彗星倶楽部』
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『赤色彗星倶楽部』ポスタービジュアル
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『赤色彗星倶楽部』ポスタービジュアル
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