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田名網敬一×オリバー・ペインの展覧会 コラボ作品や新作発表

田名網敬一とオリバー・ペインによるコラボレーション展『Perfect Cherry Blossom』が3月17日から東京・渋谷のNANZUKAで開催される。

アートディレクション、イラストレーションといったグラフィックデザインの枠にとどまらず、アニメーション、実験映画、絵画、彫刻作品まで幅広く手掛ける田名網敬一と、スケートやハードコアミュージック、パンク、グラフィティなどのストリートカルチャーをベースにした映像作品、インスタレーション作品などを制作・発表し、ニック・ラルフとのコラボレーション作家としても知られるオリバー・ペイン。これまでに田名網とペインは、コラボレーション展『PERFECT CHERRY BLOSSOM (withOliverPayne)』と『Hammer Project: Oliver Payne and Keiichi Tanaami』をチューリッヒとロサンゼルスでそれぞれ実施している。

今回展示されるコラボ作品は、2011年に『PERFECT CHERRY BLOSSOM (withOliverPayne)』にてペインが発表したコラージュ作品のシリーズが元となっている。展覧会では田名網が描いた偶像、モンスターあるいは古代神像を思わせる人型のキャラクター上に、ペインが弾幕のステッカーを配置した。さらに、田名網は色彩を施した新作のドローイング、コラージュ作品、ペインは新作のシルクスクリーン作品を発表する予定だ。

ロサンゼルスのハマー美術館のキュレーターであるアラム・モスヘイディは、2人のコラボ作品について「一連のコラージュ作品を通して、ペインと田名網はそれぞれの芸術的感性、欲望と消費の歴史を一つの幻覚的ファンタジーの中に融合させている。1960年代後期の日本のポップ・アートの先駆者の一人として、田名網は戦後日本の中で影響力の高い人物であり、多くの作家たちに衝撃を与えてきた。ペインもその衝撃を受けた作家の一人で、田名網と同様、作品にポップ・カルチャーの形式を採用していることからも、互いの強い関連性を見て取ることができる。その一つとして、ペインはテレビゲーム・カルチャーの特性に注目し、それらが自己完結的ではなく、社会的あるいは哲学的概念に相似していることを示唆している。斯くして、このコラボレーションは、ペインと国際的ポップ・ムーヴメントの立役者である田名網との思想交換を反映している」と述べている。

初日となる3月17日にはオープニングレセプションも実施。詳細はギャラリーのオフィシャルサイトで確認しよう。

田名網敬一、オリバー・ペイン作品 ©Keiichi Tanaami, Oliver PayneCourtesy of the artists and NANZUKA
田名網敬一、オリバー・ペイン作品 ©Keiichi Tanaami, Oliver PayneCourtesy of the artists and NANZUKA
田名網敬一、オリバー・ペイン作品 ©Keiichi Tanaami, Oliver PayneCourtesy of the artists and NANZUKA
田名網敬一、オリバー・ペイン作品 ©Keiichi Tanaami, Oliver PayneCourtesy of the artists and NANZUKA
田名網敬一、オリバー・ペイン作品 ©Keiichi Tanaami, Oliver PayneCourtesy of the artists and NANZUKA
田名網敬一、オリバー・ペイン作品 ©Keiichi Tanaami, Oliver PayneCourtesy of the artists and NANZUKA
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