スタートトゥデイ前澤友作がフランス芸術文化勲章オフィシエを受章

株式会社スタートトゥデイ代表取締役社長の前澤友作がフランス芸術文化勲章オフィシエを授与されることがわかった。

1957年に創設された芸術文化勲章は、芸術や文学の分野で卓越した創作活動を行なった作家や、フランスおよび世界において芸術・文学の発展に貢献した人物に授与されるもの。「騎士」を意味するシュヴァリエ、「将校」を意味するオフィシエ、「騎士団長」を意味するコマンドゥールの3等級で構成される。

前澤友作は、自身が所蔵するフランスのデザイナー・建築家のジャン・プルーヴェの作品コレクションを中心に構成し、2016年に東京・広尾のフランス大使公邸で開催された展覧会『the CONSTRUCTOR ジャン・プルーヴェ:組立と解体のデザイン』が評価されたことが今回の受章に繋がったという。

勲章受章について前澤は「このような素晴らしい勲章をいただき、身にあまる光栄です。芸術文化を一人のファンとして楽しみ愛でるうちに、その素晴らしさを家族や友人にも共有したくなりました。今ではその活動が、私の財団の主目的となり、活動範囲も世界に広がっています」と喜びを語っているほか、「これからも芸術文化を愛する一人の熱心なファンとして、そしてその素晴らしさを世界中の皆様にお伝えする紹介者として、引き続き芸術文化に深く関わらせていただきたいと切に思います」とのコメントを寄せている。叙勲式典は3月6日にフランス・パリのピカソ美術館で行なわれる予定だ。

「ZOZOTOWN」を運営する株式会社スタートトゥデイ代表取締役社長の前澤友作。現代美術を中心としたアートコレクターとしても知られ、昨年にはニューヨークのオークションでジャン=ミシェル・バスキアの『Untitled』をアメリカ人アーティストの作品として最高額となる約123億円で落札した。また2012年には現代芸術振興財団を設立し、若手アーティストの支援にも力を注いでいる。

なお日本人でこれまでにフランス芸術文化勲章を受章したのは、川端康成、武満徹、黒川紀章、田中泯、植田正治、筒井康隆、蓮實重彦、北野武、大島渚、大友克洋、宮本茂、坂本龍一、隈研吾、谷口ジロー、松本零士、滝川クリステル、高畑勲、山本耀司、相馬千秋、南條史生ら。

前澤友作のコメント

このような素晴らしい勲章をいただき、身にあまる光栄です。
芸術文化を一人のファンとして楽しみ愛でるうちに、その素晴らしさを家族や友人にも共有したくなりました。今ではその活動が、私の財団の主目的となり、活動範囲も世界に広がっています。
芸術文化はその人が誰で何であるかとは関係なく、人と人を繋いでくれます。人を笑顔にし、人に生きる力や考えるきっかけを与えてくれます。
たくさんの人に芸術文化が広まれば、人が人を憎むことや、人が人を傷つけることも、もっと少なくなるかもしれません。
芸術文化の振興とはつまり、世界を平和にするための活動といえるのではないでしょうか。
これからも芸術文化を愛する一人の熱心なファンとして、そしてその素晴らしさを世界中の皆様にお伝えする紹介者として、引き続き芸術文化に深く関わらせていただきたいと切に思います。

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