渋谷慶一郎が考える、世界に開かれた新しい舞台芸術と若手育成。分野を超える挑戦とその可能性

メイン画像:(c)Jane Jachens / Photo by Astrid Stae

いま、音楽・ダンス・美術といった既存のジャンルを横断しながら、新たな舞台芸術を立ち上げる試みが進行している。音楽家の渋谷慶一郎が、振付家であり演出家のサー・ウェイン・マクレガーと共同で新作を制作中で、2027年に欧州で世界初演となる見込みだ。舞台美術には建築家の妹島和世を迎え、オペラやバレエといった枠組みに収まらない、新たな表現の可能性を探る取り組みとなっている。

その共同制作とともに立ち上がったのは若手育成プログラム「ATAK Academy」。国際的な舞台での実践と通年の講義を通して、次世代のアーティスト・マネジメントを育成することを目的に始動した。

日本芸術文化振興会に設置された「クリエイター支援基金」のもと、ダンサーや音楽家、アーティストたちがそれぞれの専門を超えて制作現場へ参加しながらプロジェクトに関わっている。

本記事では渋谷に加え、若手アーティストの育成対象者であるダンサー・振付家の亀井彩加さん、ヴァイオリニストの増本鈴音さんにインタビュー。ジャンルや国境を越えた協働はいかにして生まれるのか。そして、これからの時代に求められるクリエイター像とは何か。進行中のプロジェクトを手がかりに、「分野横断」と「人材育成」の現在地を探る。

サー・ウェイン・マクレガー、妹島和世と挑む世界初演。ジャンル横断の舞台が切り拓く可能性

―世界的に著名な振付家・演出家であるサー・ウェイン・マクレガーと建築家の妹島和世を迎え、新しい舞台作品を制作するそうですね。まず、このプロジェクトが立ち上がった経緯を教えてください。

渋谷慶一郎(以下、渋谷):ことの始まりは2021年に東京の新国立劇場から委嘱を受けて、『Super Angels』というオペラを作ったんです。子どもたちとアンドロイドが共演する作品だったんですが、コロナ禍のために1年延期して開催されたから、演出家もスケジュールが合わず不在。演出するにもソーシャル・ディスタンスの問題があったりして大変でした。

渋谷:ただコンセプトは良いなと思っていたので、これをリメイクしたいとずっと考えていました。そこでパリの知人を通じてサー・ウェイン・マクレガーにコンタクトを取ったんです。彼にこの作品を演出してもらいたいという直感がありました。会ったことはなかったけど彼の作品は好きだったし、アートやファッションといった他ジャンルの取り込み方が自分と重なる印象があって。気が合うんじゃないかと勝手に思ってたんですよね。

最初にオンラインミーティングをしたら、彼も僕のことを知ってくれていたみたいで。パリ・オペラ座で開かれた親友のジェレミー・ベランガールの引退公演(2017年)で、僕が演奏するステージを見ていたんです。ウェインが以前にパリ・オペラ座で演出をした作品にジェレミーが出ていたり。そこから意気投合して、作品を共同制作することになりました。それから作品について話していくうちに、オペラにこだわらなくてもいいんじゃないかと思い始めました。結果、ダンスやバレエ、オペラの境界が曖昧になるような新作を作るほうが面白いよね、ということになっていったんです。

―そういう経緯だったんですね。いわゆるオペラとはまったく違ったものになるとは思いますが、どのような舞台になりそうでしょうか?

渋谷:ウェインが演出するから、当然ダンスが主軸になるとは思います。2014年からパリと東京の半々で暮らしてきて驚いたのは、パリではダンスがコラボレーションのハブとして強力に機能していること。ダンスが音楽やアートのつなぎ目になってるんです。どちらかと言えば、日本ではダンスって孤立してとらえられることも多いですよね。でもパリではダンスの公演で音楽家やセノグラフィー(舞台美術)など、さまざまなジャンルのアーティストが協働している。今回の舞台美術に建築家の妹島和世さんを迎えるのもそうした意図です。

―『Scary Beauty』や『MIRROR』といった「アンドロイド・オペラ」は、AIやアンドロイドを使った分野横断的なメディアアートだと思います。本プロジェクトの柱の一つでもあるテクノロジーについて渋谷さんはどう考えますか?

渋谷:テクノロジーは、使って当たり前だからどう思うかとかいう対象じゃないですよね。で、どんな技術かとか何を使っているかよりも、何を伝えたいか、どんなコンセプトか、そのために何をするかが大切なんです。テクノロジーは手段でしかなく、僕もアンドロイドを使いたくてアンドロイド・オペラを作ってるわけじゃない。西洋では人間以外のものを中心に据えることが少ないから、あえてオペラという西洋的なフォーマットのド真ん中にアンドロイドというある種の空洞を持ち込んでいるんです。

世界の最前線で活躍している芸術家の頭のなかを見てみたい。若手アーティストの意気込み

―それでは、若手アーティストの育成を目的としたATAK Academyの育成対象者のお2人にも話を聞いていきます。現在は2人ともドイツ在住とのことですが、亀井さんがプロジェクトに応募したきっかけや動機は何ですか?

亀井彩加(以下、亀井):私はまず日本で金森穣率いる「Noism」というダンス・カンパニーでダンサーとして活動してから、2015年にドイツに移住しました。オスナブリュックという街の劇場で8年間勤務し、EU諸国の永住権を獲得して、2024年からフリーランスとして活動しています。

フリーになってから、振付家のアシスタントやダンサーの指導、子どもたちのレッスンなど、ダンサーや振付家という枠におさまりきらない、さまざまな環境で異なる立ち位置からダンスに関わるようになって。そんなときにこの分野横断型プロジェクトの存在を知り、1つの分野に閉じずいろんなことを学べるに違いないと公募初日に応募しました。渋谷慶一郎さん、ウェイン・マクレガーさん、妹島和世さんという、「オールスター集合」みたいなプロジェクトに参加できるなんて、またとない機会ですから。

―フリーランスになったことで、プレイヤーの視点だけじゃなく、制作としての視野を広げようと応募したところがあるんですね。増本さんはいかがでしょう?

増本鈴音(以下、増本):私はフランクフルト音楽・舞台芸術大学の修士課程ヴァイオリン専攻に2023年から在籍しています。2025年からはコンテンポラリーに特化したアンサンブルアカデミーのInternational Ensemble Modern Academyにも在籍しています。

このプログラムの存在は、ルツェルン音楽祭で日本芸術文化振興会の方とお話したときに知って応募しました。もともと私は渋谷さんの作品に興味があったので、制作として参加できることになってわくわくしています。

増本:私が見てみたいのは、世界の最前線で活躍されている芸術家たちの頭のなかなんです。どんなことを考えて、どうやってプロジェクトを動かしていくのか。実務的なことはもちろん、根本にある哲学の部分が気になります。それに、このプロジェクトに集まってきた人たちと芸術について話し合える場がすごく魅力的だと思ったんです。

「歯ごたえ」のある講義を。専門外の知識まで浴びて活きる、アーティストとしての幅

―今回のプロジェクトの特徴は、専門以外の分野も横断的に学べることにあります。まだ現在進行形だと思うんですが、印象的だったプログラムはありますか?

亀井:芸術を哲学的な観点で学ぶ、石田英敬さん(哲学者)の講義ですね。アンドロイド・オペラの哲学的な解釈や現在の社会で起きている問題についてお話があり、とてもインスパイアされました。コンテンポラリーアートではその名の通り現代社会が反映されていると思いますが、コンテンポラリーダンスにおいてはダンスのことだけを追求し、そこに関心がない振付家も少なくない。振付をおこなう身として、こうした講義は自分でプロジェクトを企画する際に役立つと感じました。

渋谷:ATAK Academyでは毎回僕がゲストを選んでます。そのときに意識しているのは「歯ごたえ」がある講義。わかりやすく噛み砕かれた柔らかい「カルチャー」や「レクチャー」ではなく、哲学者や建築家、サイエンティストなど、現役バリバリのどちらかと言うと取っつきにくい(笑)僕の友人たちにハードな話をしてもらっています。咀嚼するのは大変だろうけど、そういうほうが栄養になりますから。

増本:私は専門外のことを学べるのが楽しくて、全然ハードだとは思いませんでした(笑)。もちろん課題図書や参考文献は難しいと感じるんですが、それらを咀嚼している時間が一番充実しています。いまはとにかくシャワーのように知識を浴びることが重要で、結果として自分のなかの引き出しが増えることを目標にしていますね。

―制作や専門外の分野を、現場で活躍する人たちから直接学べる「歯ごたえ」のある環境は貴重ですね。そうした経験は今後、表現者として活動していくうえでどのように活きてくると感じますか?

渋谷:僕自身、何かやりたいことを思いついたら、まず場所をどうするかを決めて、次にどれくらい時間とお金をかけるかを考える。結局、制作はこの「場所・時間・お金」の3つでほとんど決まるので、アーティスト自身がそうした感覚を持っていることは武器になります。

まだ無名のうちは制作を誰かに任せられることも少ないし、やりたいことは自分で実現するしかない。そのとき、この3要素をどう設定するかが重要なんです。

若いころ、ある人に「コストをかけないで利益を出したいのか、利益が出なくてもいいからカッコいいことをやりたいのか、どちらかにしたほうがいい」と言われたんです。もちろん両立できるに越したことはないけど、活動の初期段階ではどちらを優先するかを明確にしないと中途半端になる。いまは何を最優先するべきかを判断する力は、アーティストにとって必要になると思います。

海外で活動を続けていくには? 「コンサートの制作はハードルが高い」

―これからアーティストが海外で活動していくための下地やネットワークづくりが挙げられます。やはり海外で表現をすることは重要だと考えますか?

渋谷:絶対に日本人に日本語で届けたいという場合は日本にいるほうが良いと思う。けれども、日本語に依存しない表現をするなら、日本以外の表現を見に行かないことは単純に損ですよね。あと、僕の場合は日本人だけど音楽的なバックグラウンドは西洋音楽で、これは一見普通なようで捻れてるんですよね。だから、西洋音楽に一矢報いたいというか、ヨーロッパで「ヨーロッパ人にはできないこと」をやりたいという気持ちは若いころからありました。

亀井:もともと私はバレリーナになりたくて、15歳でカナダのバレエ学校に入学しました。でも17歳のときにコンテンポラリーダンスに出会って、そちらの道に進みました。ですが、バレエはいまでも大好きです。

コンテンポラリーダンスの歴史を遡るとバレエが深く関係していることがうかがえます。渋谷さんの言うように、バレエもヨーロッパ発祥のもの。だからそのルーツのある場所に行きたいと思い、フランスやドイツに住んできましたが、海外での活動は本当に手探りです。価値観や文化の異なる環境に飛び込んだとき、自分の核が揺らぐこともありますが、それでも何とかなるという根拠のない自信が私を支えてきました。それは今後も続けていくつもりですし、このプロジェクトを糧に、より成長したいですね。

増本:海外生活が長かった両親の影響もあり、自分が進む道の先に日本だけではなく、海外にも目を向けるのは自然な流れでした。大学生のときはコロナ禍に阻まれてしまったんですが、ずっと外に出て幅を広げたいと考えていて。

ドイツに拠点を移してからは、大学院やさまざまなバックグラウンドをもつメンバーが集まるアンサンブルで英語やドイツ語といった母国語ではない言語で考えたり話し合ったりすることがすごく楽しいです。日本と違う文化状況のなかで、日本人の自分が西洋音楽をやっている意味を突き詰めたい気持ちもあります。

もちろんクラシックの音楽も素晴らしいけれど、コンテンポラリーたちの音楽に興味がある人が、日本にはまだ少ないように思います。だからこそ、少しでも風向きを変えることが、私が音楽家としてできることなのかなって。

よく「ずっとドイツに住み続けるの?」と聞かれるんですが、私は「自分らしく自分の音楽を追求できる場所であれば、ドイツでも日本でもどこであってもいい」と一貫して答えています。

―渋谷さんとしては、今回のプロジェクトのなかで育成対象者の人たちにどんな関わり方を期待しますか?

渋谷:まず少数精鋭なので、直接的なコミュニケーションを取れますよね。この国際共同制作の枠組みを活かして、夏にヨーロッパでワークショップを開催する予定もありますし、実際に僕の公演も手伝ってもらいます。

じつはコンサートの制作ってめちゃくちゃハードルが高いんです。なぜかと言うと、どれだけ準備しても不測の事態が起こり得るから。たとえば雪が降ったらお客さんは減るし、機材を運ぶ導線みたいな些細なことも蔑ろにできない。完璧だと思っていても何かが起きる、だけど本番が成功しないと何の意味もない。僕は歴代のアシスタントに僕のピアノソロのコンサートの制作をやらせてきたんです。「絶対に失敗するなよ、これが出来ればどこでも通用するから」って言いながら(笑)。

亀井:公演の大変さは身に染みてわかっています。舞台には大勢の人が関わっていて、それぞれの成果の集合体が1つの舞台作品になるわけですから、1つ欠けても大変。これまでのキャリアのなかでも舞台美術が届いてないとか、振付が終わってないとか、ダンサーが怪我してセカンドキャストがリハーサルなしでいきなり本番とか……本当にいろいろなことがあって、毎回学びがあります(笑)。

ただ今回のプロジェクトはジャンルを越えたオールスターが勢揃いなので、一体どんなプロセスを踏んで何が起きるのか、すごく興味深くて楽しみです。こんな機会はもうないと思っています。全身全霊でできることに取り組んでいきたいです。

創作のプロセスを間近で体験。その先に生まれる新たな表現の可能性

―初演は2027年に行われますが、どういう作品にしていきたいか現時点での意気込みをお願いします。

渋谷:見たこともない、聞いたこともないものを作りたいというのは根幹にあります。同時に大事なのが、いろいろな人に届くための「翻訳可能性」があるかどうか。どんな相手にも、最低限のコアの部分だけは伝わるように意識しています。

とはいえ、僕はいつも事前に想定するというより、音をつくるうちに見えてくることが多くて。自分が実際に音楽を作るときの感覚を信じているので、これからどんなアイデアが出てくるか楽しみです。もちろん、随時その感覚はコラボレーターに伝えていきます。

渋谷:提案って大事で、ヤニス・クセナキスという作曲家がいるんですけど、ル・コルビュジエのアシスタントもしていた建築家でもある。彼は曲のオファーを受けると、条件がどれだけ良くても必ず1つ注文をつけるらしくて。それが通ることで、雇う・雇われるという関係ではなく、対等なバランスで話せるようになるというのを読んだことがあって。アーティストってどうしても雇われる側になりがちだから、自分から提案して「それ面白いね」と言わせることが重要なんだと思います。そこからプロジェクトが動き出す。

実際、2013年にパリのシャトレ座で上演した初音ミクのオペラ『THE END』でも、300年前に出来たオペラハウスにアリーナクラスの大量の巨大なスピーカーをあえて露出させて配置させました。会場スタッフは隠そうとするんですが、そのミスマッチこそが重要だと伝えたんです。「この美しい劇場の至るところに大量にゴキブリがいて、大音量で劇場を揺らすだろ? そんな経験は誰もしたことないだろ?」とか言って(笑)。最初は驚かれるけれど、そうした提案から新しい関係が立ち上がっていく。そんなコミュニケーションの仕方も含めて、メンバーには制作の現場を目の当たりにしてほしいですね。

2013年5月に上演された、初音ミクとコラボレーションし制作したオペラ『THE END』

―最後に、二人はこの経験を今後どのように活かしていきたいか、現時点での考えを教えてください。

増本:どんな作品が生まれるのかはもちろんですが、その過程を間近で見られることがすごく楽しみです。観客だと結果しか見えませんが、今回は現場での試行錯誤やぶつかり合い、それをどう乗り越えてかたちにしていくのかまで体感できる。実際の現場でコンフリクトがどう調整されていくのかを見ることで、自分が関わるときに何が求められるのかも学びたいですし、それを今後に活かしていきたいです。

また、異なる分野や拠点で活動するアカデミーの方々との対話や協働から、自分でも想像していなかった道が開けることにも期待しています。海外にいながら日本の状況を知り、こちらの経験も共有しながら、長い目で関係が続いていくようなつながりを築いていけたらと思います。

亀井:私も近い感覚で、プロセスが良いと必ず作品も良くなるというのは実感としてあります。これまではたとえば、ダンサーとして関わると、その立場からしか作品に参加することができませんが、今回はさまざまな役割の方々を間近で見ながら、制作の過程そのものに触れられるのが大きいと思っています。もともと、ダンスや振付という枠に閉じず、照明や音楽、セノグラフィーなど舞台の要素を横断的に考えるのが好きなので、プロセスに参加できること自体が楽しみですね。

自分の今後がまだ明確に見えていないからこそ、こうした経験が大きな影響を与えてくれるはずです。ダンサー・振付家だからダンスだけから学ぶ、と決めつけずに、アカデミズムや実践問わずさまざまな領域から刺激を受け、これを自分にとっての1つの転機にしていきたいと考えています。

次世代のアーティスト・アートマネジメント育成講座「ATAK Academy」
音楽家・渋谷慶一郎が代表を務めるアタック・トーキョー株式会社(ATAK)が、2027年世界初演のStudio Wayne McGregorとの国際共同制作と連動し、次世代のアーティストおよびアートマネジメント人材を育成するプログラム「ATAK Academy」を始動。

クリエイター支援基金による「クリエイター・アーティスト等育成支援事業」の助成を受け、育成対象者が現場経験を積む機会を提供するとともに、アーティストの成長基盤に不可欠な哲学、科学、芸術などのリベラルアーツ、ならびに制作マネジメントの基礎となる制作、法務、広報、予算管理などに関する講義を実施。各自が自律的に思考し国際的な文脈の中で自身の表現や活動を持続的に発展させていくためのセルフディベロップメントをサポートしていく。
クリエイター支援基金
文化庁の補助金により日本芸術文化振興会に設置された基金。国内外で活躍するクリエイターの育成およびそのための文化施設の機能強化を弾力的かつ複数年にわたって支援している。令和7年度からは、教育機関や企業・関係団体による育成プログラムの構築・実践を支援する「クリエイター等支援事業(育成プログラム構築・実践)」もスタート。このほか、経済産業省の補助金による「クリエイター・事業者海外展開促進事業」も行われている。
プロフィール
渋谷慶一郎 (しぶや けいいちろう)

音楽家。1973年東京生まれ。東京藝術大学作曲科卒業。2002年に音楽レーベルATAKを設立。作品は先鋭的な電子音楽作品からピアノソロ、オペラ、映画音楽、サウンドインスタレーションまで多岐にわたり、東京・パリを拠点に活動を行う。2012年にボーカロイド・オペラ『THE END』を発表し、パリ・シャトレ座公演を皮切りに世界中で巡回。2018年以降はアンドロイド・オペラの制作を本格化し、『Scary Beauty』『MIRROR』を国内外で発表。2025年にはサントリーホールにて「アンドロイド・オペラ『MIRROR』 —Deconstruction and Rebirth—解体と再生—」を上演し、2026年5月16日に大阪・フェスティバルホールにて再演。これまでにパリ・オペラ座、シャトレ座、ドバイ万博、新国立劇場、サントリーホールなど国内外の劇場を中心に作品を発表。人間とテクノロジー、生と死の境界を作品を通して問いかけている。

亀井彩加 (かめい あやか)

ダンサー・振付家。2007年に渡仏、元パリ・オペラ座エトワール、モニク・ルディエール率いるカンヌ・ジュヌ・バレエに所属。2009年より金森穣率いるNoismで6年間活動。2015年に渡独し、翌年から8年間オスナブリュック市立劇場に在籍。2024年よりフリーランスとして活動を始め、Dynamic Phrasing認定講師資格を取得。2025年にはベルリン・フィルによるオペラ《蝶々夫人》やNHK「バレエの饗宴」に出演し、ヴィースバーデン州立劇場では振付助手として、オスナブリュック市立劇場では劇作家ベス・スティールによる演劇《星の降る時》のムーブメント・ディレクターとして作品創作に参加。現在はヨーロッパを主な拠点とし、ダンサー・振付家・講師として幅広く活動している。

増本鈴音 (ますもと すずね)

ヴァイオリニスト。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部を卒業。2023年に渡独しHochschule für Musik und Darstellende Kunst Frankfurt 修士課程、International Ensemble Modern Academy に在籍中。中部ドイツ放送交響楽団でアカデミー生として研鑽を積み、学内外の現代音楽作品の初演に携わる。Deutschland Stipendium、Echo Arts Munich、Institut für zeitgenössische Musik などから奨学生に選出され、多くのマスタークラスや音楽祭に参加。高校生から自主企画演奏会を運営。演奏に留まらず新しい音楽家のキャリアを模索中。



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