バレエを撮影、木村和平の写真集『袖幕』 haruka nakamuraのコメントも

木村和平の写真集『袖幕』が5月に刊行される。

福島・いわき出身の写真家・木村和平。カネコアヤノらのアーティスト写真やジャケット写真、PVなどを手掛け、これまでに2冊の写真集を発表している。

同書は木村が2013年から現在までプライベートで撮影し続けているバレエ教室の、発表会場の袖幕からの光景に焦点を当てた写真集。木村が実家で見つけた古い写真から、幼い頃の姉とバレエに関する様々な記憶を思い出したことがをきっかけに、撮影が開始された。装丁は舞台袖に下がる袖幕をイメージして、臙脂色の布があしらわれている。

音楽家のharuka nakamuraは、同書について「木村和平のシャッターは光をとらえる。輝きの波を。彼のまなざしは儚いものをまっすぐと見つめている。いつも、そっと優しく包み込むように」とコメントを寄せている。

なお同書は、建築家・滝口聡司が運営するプロジェクトスペース・aptpが、グラフィックデザイナー宮添浩司と立ち上げたブックレーベルの第1弾作品となる。

『袖幕』のウェブ限定先行予約は4月30日まで。予約限定特典としてタブロイド判ポスターが付属する。詳細はオフィシャルサイトを確認しよう。

haruka nakamuraのコメント

陽の光が木々の間から溢れるように。
その美しさに思わず目を細めるように。
少女たちのかけがえのない時間。
いま、いまが流れていく。
瞬間が、連続して。
それは光のはやさで。
決して振り返らない。
二度とは訪れない。
木村和平のシャッターは光をとらえる。
輝きの波を。
彼のまなざしは儚いものをまっすぐと見つめている。
いつも、そっと優しく包み込むように。
ひかり輝いている人と出会うといつも思う。
ああ、この子の今を彼に撮ってほしいな。
彼ならこの、一瞬の煌めきを捉えることが出来るだろう、と。

書籍情報
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