中島晴矢の著書『断酒酒場』が刊行された。
中島晴矢は近代文学、サブカルチャー、都市論などを補助線に、現代美術、文筆、ラップといった領域横断的な活動を展開しているアーティスト。ユーモアとアイロニーを散りばめたアクチュアルかつ批評的な表現をミクストメディアで実践している。
同書は、アルコール依存症と診断された中島が断酒状態で東京近郊の酒場を探訪する「ノンアルコール酒場紀行」。町屋、錦糸町、十条、上野、松戸、金町、三軒茶屋、立石、門前仲町、落語『芝浜』の舞台でもある芝などを巡る。
依存症治療では、再発のトリガーとなる刺激を減らすため、物理的にも心理的にも依存対象から距離を取るのが定説だが、なぜリスクを冒してまで前線へ出向くのかといえば、シンプルに酒場という空間が好きだからだという。
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