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『みつこと宇宙こぶ』など竹内里紗監督作6本を一挙上映、山戸結希らが激励

特集上映『竹内里紗監督作品一挙上映4DAYS』が、明日5月29日から東京・テアトル新宿で開催される。

1991年に神奈川で生まれた映画監督の竹内里紗。処女長編『みちていく』が『第15回TAMA NEW WAVE』グランプリ、『うえだ城下町映画祭第12回自主制作映画コンテスト』大賞に輝いたほか、東京藝術大学大学院映像研究科の修了作品『みつこと宇宙こぶ』が『第11回田辺・弁慶映画祭』女優賞を受賞した。

今回の企画は『田辺・弁慶映画祭セレクション2018』の一環で開催。上映作品には『みちていく』『みつこと宇宙こぶ』に加えて『感光以前』『FOLLOW』『渦』『ハズレときどき恋』の6本がラインナップしている。

会期中には竹内監督およびキャストによる舞台挨拶、トークイベントを実施。MCは松崎まことが担当する。登壇者などの詳細はイベントの特設サイトおよびテアトル新宿のオフィシャルサイトで確認しよう。なお6月15日には大阪・シネ・リーブル梅田で『みつこと宇宙こぶ』が上映される。

なお竹内監督に向けた、山戸結希、門間雄介、清原惟、塩田明彦、玉田真也、山田由梨、万田邦敏によるメッセージが公開されている。

山戸結希のコメント

竹内里紗監督の描き出す光の輪郭が、日本映画界における最も大きな福音として届けられる日は、まったく遠い日のことではないでしょう。
彼女は、他の追随を許さぬ、最良の映画作家であることを、他ならぬ自分自身の力を以て、映画館の暗闇に証明します。

門間雄介のコメント

ここまでの監督作品をあらためて観て、その確かな技量と果てしない才能に息をのむばかりだ。
そう遠くない将来、彼女が日本映画の宙空に描き出すのは、どれほど鮮やかな光跡だろう?

清原惟のコメント

竹内里紗の眼光は鋭い
その目はどこまでも見渡して誰も彼も見逃さない目だけれど
わたしたちを突き刺したりするのではなく
暖かい光のサーチライトが夜空をぴかぴかに照らすみたいに
暗がりでひとり泣いている誰かのことを
必ず見つけだす
そんな優しい鋭い目なのである

塩田明彦のコメント

竹内里紗の映画はいつだって肉体が戦場化している。誰かが世界と相容れないのは自分自身の肉体と相容れないから。ところがその戦場と化した肉体にふと、世界との調和が訪れたとき、映画のなかで月がささやき、風が吹き抜ける。あるいは大地に根を張る大樹が彼らを優しく包み込む。光や音がまさに彼らの肌に触れてくるかのように、画面のなかに立ち現れてくる。これぞ竹内映画の醍醐味であり、同業者としての私は、なによりそこに深く共感=嫉妬するのだ。

玉田真也のコメント

竹内監督の映画を最近何本か観ました。
映画を始めたての僕は、「こんな風に会話を撮れば面白いのか!」とか「ちょっとしたシーンでも演出と撮影でこんなに緊張感を出せるのか!」とか、そんな素人くさい感動を感じました。この人をライバルだと思ってやっていけば、まあ間違いなかろうと思ったのです。なので、今彼女のことはライバルだと思って見ていますし、今回の上映も、そういうつもりで観に行きます。生意気を言ってすみません。でも楽しみでなりません。

山田由梨のコメント

里紗の映画の中の主人公は、世界のことを知ってしまいそう、でも知りたくないっていう狭間で揺れてて、そこから見える世界はすっごい美しい。世界を知っていくことは、大人になっていくことかもしれないけど、美しかったはずの世界はどんどん平凡で普通になっていく。「そうやって簡単に退屈になっていっていいの?」って言われてる気がして、グッてなる映画です。観てください。

万田邦敏のコメント

『みちていく』にしても『みつこと宇宙こぶ』にしても、まだ20代半ばに満たない子が、よくこれだけのものを作れたなと感心する。これだけのものというのは、大人の鑑賞に耐えるもの、という意味だ。ここで言う大人とは、他人の存在を認め、他人との関わりを躊躇わず、場合によっては自らが変化することを怖れずに他人との闘いを辞さない覚悟のことだが、映画の面白さは、その覚悟から逃げない場所にしかないことに気付き、なおかつその場所に踏み込んでいって映画を作るには、それ相応の年齢が普通は必要なのだ(私自身もまったくそうだった)。あんまり早くその場所に来てしまった竹内里紗は、いま後戻りをして、通過した各駅にあらためて停車し直しているのかも知れない。それは一見迷いのようにも映るし、後退のようにも見えてハラハラさせるが、迷いのない若さ、後退のない実践などないのだから、それでいいのだ。

『みつこと宇宙こぶ』ポスタービジュアル
『みつこと宇宙こぶ』ポスタービジュアル
『みちていく』ポスタービジュアル
『みちていく』ポスタービジュアル
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