ドキュメンタリー映画『縄文にハマる人々』が、7月7日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。
同作は、今もなお謎が残された縄文時代に注目。「縄文」に熱中している人々や縄文研究の専門家らへの約5年間にわたる取材を経て制作された。出演者は小林達雄、いとうせいこう、佐藤卓、池上高志ら。
監督は『死なない子供、荒川修作』の山岡信貴。ナレーションにはコムアイ(水曜日のカンパネラ)が担当したほか、エンディングテーマとして、森は生きている“煙夜の夢”が使用されている。
いとうせいこうのコメント
縄文は、ギャル度が普通じゃない!
コムアイ(水曜日のカンパネラ)のコメント
縄文なんて前すぎてよくわからないので、ファンタジーの世界になってるんですね、現代の私たちにとって。
過去に未来を投影することは、人間の不思議な癖ですね。山岡信貴監督のコメント
縄文に縁も興味もなかった自分が、5年間、100箇所にも及ぶ取材や数千の土器土偶に向き合い続けられたのは、結局、縄文を知れば知るほど人間の可能性の広がりを実感できたことが大きいのだと思いました。
人類としては全く同じ性能を持つ21世紀の私たちと縄文人がこれほど違った文化を作り上げ、それぞれがそれぞれに成立しているのであれば、私たちにも縄文人にも想像できないような、全く違う世界を作り上げるポテンシャルが人間にはあるのだという深い希望を感じます。