杉本博司による狩野永徳の所在不明『安土城図屏風』ローマ探索企画が実施

杉本博司による企画『杉本博司と探す! 安土城図屏風 探索プロジェクト』のための資金募集が、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」で行なわれている。

同企画は、現代美術作家の杉本博司が近年、作品制作のテーマとしている「天正遣欧少年使節」が1585年にローマ法王グレゴリオ13世に献上し、現在は所在不明になっている狩野永徳による『安土城図屏風』の調査をイタリア・ローマで行なうというもの。『安土城図屏風』は現存したら安土城の全貌が確認できる資料になるという。

目標金額は200万円。集まった資金は交通費、宿泊費、日当などに充てられる。金額に応じたリターンには、劇場シリーズ『UA Walker, New York, 1978』のフォトグラビアプリントをはじめ、調査報告書のクレジット欄への記名、10月から静岡・熱海のMOA美術館で行なわれる同プロジェクトのシンポジウムおよび『信長とクアトロ・ラガッツィ 桃山の夢と幻+杉本博司と天正少年使節が見たヨーロッパ』展への招待、杉本が撮影で訪れた場所を記したイタリアガイドブック、アメリカ・ニューヨークのジャパン・ソサエティーで開催された『杉本博司:天国の門』展のサイン入り英文カタログ、ドイツ・グッゲンハイム・ベルリンで2000年に開催されたポートレート展のサイン入り大型ポスター、杉本が設立した小田原文化財団・江之浦測候所への招待などを用意。詳細はMakuakeのプロジェクトページで確認しよう。

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