勅使川原三郎が愛知県芸術劇場の芸術監督に就任、任期は2020年度から4年間

勅使川原三郎が2020年度から愛知県芸術劇場の芸術監督に就任することがわかった。

2020年度から新たに芸術監督を設置する愛知・名古屋の愛知県芸術劇場。勅使川原三郎の任期は、2020年4月1日から2024年3月31日までの4年間を予定しており、劇場主催事業の方向性や年間ラインナップの策定、芸術監督プロデュース公演を行なっていくという。

また芸術監督に就任するまでの2019年4月1日から2020年3月31日までは「愛知県芸術劇場アドバイザー」として、2020年度以降の劇場主催事業の方向性についてアドバイスやサポートを行なうほか、就任に先立ち、2020年3月12日には『ダンス・コンサート勅使川原三郎×佐東利穂子×庄司紗矢香』の開催を予定している。

勅使川原の起用理由には『紫綬褒章』『フランス芸術文化勲章オフィシエ』の受賞など国内外での活動が高く評価されていることが挙げられている。

勅使川原三郎のコメント

愛知県芸術劇場の芸術監督に就任することは、私の新たな冒険心をかきたてるきっかけとなるでしょう。美の発見を巡る予感、幾多の予期せぬ事と出会う予感ほど感情を揺さぶるものはありません。未来を予定として待つのではなく、固定した認識を覆すのみの古臭い前衛ではない、未知なる謎へ向かって身体が作りだす感情の通路を作りましょう。劇場は喜びへの予感と惑いと共に生きる。私はスタッフと共に来場する観客の皆さんの呼吸が声になり感情が響き渡る感情の通路を準備したいと思います。

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