MONGOL800から儀間崇が脱退 「モンパチは自分の全てでした」

MONGOL800から儀間崇(Gt,Vo)が、本日7月3日をもって脱退したことがわかった。

バンドのオフィシャルサイトでは「MONGOL800より大切なお知らせ」を掲載。儀間は4月から体調不良のためMONGOL800の活動を休止していた。バンドは今後、サポートメンバーを迎えて活動を続けるという。

儀間は脱退理由について、「いつの頃からかMONGOL800の活動を負担に感じる事が多くなってきました。理由をひと言で表す事はとても難しいのですが・・・時間の経過の中で、人間性や音楽性、感覚や感性のズレが大きくなっていったのだと思います」と明かしている。メンバーに向けては、「キヨサク、サッシには心から感謝しています。そして、2人に1番申し訳なく思っています。本当にごめんなさい」、ファンに向けては「この先、音楽以外の事も含め、何かしらの表現が出来たらいいなと思っています。その時はモンパチ共々どうかよろしくお願いします」と綴っている。

MONGOL800は1998年に沖縄で結成。同地を拠点に活動している。代表曲“あなたに”“小さな恋のうた”などを収録した2001年リリースのアルバム『MESSAGE』では300万枚のヒットを記録している。7月5日は彼らの姿を捉えたドキュメンタリー映画『MONGOL800 -message-』が公開される。儀間の脱退により、メンバーは上江洌清作(Vo,Ba)、髙里悟(Dr,Vo)の2人。

儀間崇のコメント

いつもMONGOL800を応援してくれてありがとうございます。
この度、MONGOL800を脱退することに致しました。
突然のご報告になってしまい申し訳ございません。
4月からMONGOL800としての活動をお休みしていた事で、ファンの皆様、関係者の皆様を驚かせてしまい、ご心配と多大なるご迷惑をおかけした事を深くお詫び申し上げます。
自分は変わらず元気に過ごしております。
昨年バンド結成20周年を迎え、今後も25年、30年とMONGOL800を続けていくつもりでした。
しかし、いつの頃からかMONGOL800の活動を負担に感じる事が多くなってきました。
理由をひと言で表す事はとても難しいのですが・・・
時間の経過の中で、人間性や音楽性、感覚や感性のズレが大きくなっていったのだと思います。
正直、10年以上前から「辞めたい」という思いが頭の片隅にあり、脱退したいと相談した事もありました。そして説得される度に「何かが変わるかも」と信じて活動を続けました。しかし状況は変わりませんでした。
「これは贅沢な悩みなんだ」「世の中に楽な仕事は無い」「どんなバンドだって悩みを抱えながら続けている」と言い聞かせ、お客さんの為に頑張ろうと決めて続けてきました。
実際ステージに立ち、お客さんの前で演奏している時は、心から楽しんでいました。
それはバンドを始めた高校生の頃から、最後となった武道館ライブまで全く変わらない気持ちのままです。
恵まれた環境で音楽が出来る状況。それを自ら離れる事が正しいのか、今の自分には正直分かりませんが、これからは1人の人間として今までやってみたかった事を全て経験していくつもりです。
そう考えるととても楽になりました。
学生を終えて、すぐに音楽の道に突入し、ひたすら突っ走って来たモンパチは自分の全てでした。
沢山の奇跡を目の当たりにし、あり得ない経験を沢山させて貰いました。
キヨサク、サッシには心から感謝しています。
そして、2人に1番申し訳なく思っています。
本当にごめんなさい。
2人はこれからも突っ走って行くと思うので、皆様変わらない応援をよろしくお願いします。
自分は別に音楽が嫌になった訳じゃないし、普通にギターは触り続けるし、音楽を辞めるつもりはありません。
この先、音楽以外の事も含め、何かしらの表現が出来たらいいなと思っています。
その時はモンパチ共々どうかよろしくお願いします。
そして 今まで関わってくれた全ての方々に感謝しています。
本当にありがとうございました。

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