移民労働者の生活を描く　ペドロ・コスタ監督『ヴィタリナ（仮）』来夏公開

2019.11.22 Fri

映画『ヴィタリナ（仮）』が、2020年夏に東京・渋谷のユーロスペースで公開される。

『2019年ロカルノ国際映画祭』で金豹賞と最優秀女優賞を受賞した同作は、ポルトガル出身の映画監督ペドロ・コスタの最新作。リスボンへ出稼ぎに行った夫の死を知ったヴィタリナを主人公に、夫を失った妻の視点から移民労働者たちの生活を描いた作品だ。作中のほとんどの場面は夜に設定されているという。原題は『VITALINA VARELA』。

主人公のヴィタリナはペドロ・コスタ監督の前作『ホース・マネー』に登場したキャラクターであり、役と同名のヴィタリナ・ヴァレラが演じた。夫を埋葬する司祭の役にはヴェントゥーラがキャスティング。

同作は11月23日から開催される『第20回東京フィルメックス』で、特別招待作品として上映される。