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『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』今泉力哉、瀬々敬久らのコメント到着

『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』メイキング ©2017 Tornasol Films, Carisco Producciones AIE, Kinology, Entre Chien et Loup, Ukbar Filmes, El Hombre Que Mató a Don Quijote A.I.E., Tornasol SLU
『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』メイキング ©2017 Tornasol Films, Carisco Producciones AIE, Kinology, Entre Chien et Loup, Ukbar Filmes, El Hombre Que Mató a Don Quijote A.I.E., Tornasol SLU

1月24日公開の映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』に寄せた著名人コメントが到着した。

構想に30年をかけ、9回の企画頓挫を経て完成に至ったという同作は、スランプに陥ったCM監督トビーが、学生時代に監督し、賞に輝いた映画『ドン・キホーテを殺した男』でドン・キホーテ役を演じた靴職人の老人・ハビエルと再会したことで奇怪な旅路に巻き込まれていく様を描いた作品。トビー役をアダム・ドライバー、自身をドン・キホーテだと信じるハビエル役をジョナサン・プライスが演じた。

今回コメントを寄せたのは、戌井昭人、今泉力哉、倉持裕、小泉徳宏、小堺一機、清水崇、、瀬々敬久、土屋亮一、内藤瑛亮、爆笑問題の太田光と田中裕二。

また9回の頓挫を経た同作の「呪われた企画」の端緒が、1988年にギリアム監督が自身の監督作『バロン』のプロデューサーの1人だったジェイク・バーツに「二つの名前を言うよ。一つはドン・キホーテで、もう一つはギリアムだ。それから2000万ドル必要だ」と提案し、バーツが即答したことだったというエピソードが明かされた。なお今回の撮影は順調に事が運び、撮影監督のニコラ・ペリーコーニは「もはや神は怒っていない」と発言したという。

戌井昭人のコメント

ずっと待っていたドン・キホーテ。テリー・ギリアムさんならきっとやり遂げると信じていたよ。頓挫のぶんだけ、頓馬の度合いが増した最高のドン・キホーテでした

今泉力哉のコメント

映画をつくる喜びとその多大なる代償についての物語を圧倒的な独自の映像世界とシニカルで自虐も含めた笑いとともに描く、自伝的映画なのではないだろうか。
テリー・ギリアム。悔しかったろうな。泣けた。何度も何度も挫折したって諦めないテリー・ギリアムこそがドン・キホーテでサンチョ・パンサなんだと思う。

倉持裕のコメント

現実、夢、虚構、あらゆるシーンの美術が素晴らしく、美しい。
楽しい悪夢。明るい狂気。

小泉徳宏のコメント

まだ学生の頃、ふらっと入った映画館で見た『ロスト・イン・ラ・マンチャ』。
あれから18年、ギリアム監督まだ諦めてなかったのか!と驚きを禁じ得ない。
映画の製作が苦難に満ちた道のりになった結果、ただでさえ元祖メタフィクションの原作小説が、映画によってさらなる入れ子構造の迷路に誘われ、挙げ句の果てにはギリアム監督自身が物語と同化し、予想の斜め上を行く怪作中の怪作が爆誕。
あの時、すんなりと作られていたら、こうはなっていなかったはず。
究極の高次元メタメタメタフィクションに前頭葉が持ってかれる!

小堺一機のコメント

天才、テリーの見果てぬ夢のイマジネーションに追いつけ無い!
でもそれが嬉しい133分!
ラスト、観客はテリーのサンチョ・パンサになっている!

清水崇のコメント

17年前、『ロスト・イン・ラ・マンチャ』を共に観た恋人はくすくす笑っていた。
「笑い事じゃないよ…」
助監督を経て、駆け出しの映画監督だった僕には到底笑えなかった。
むしろ、行き場を失くした監督の熱い想いに涙が滲むくらいだった。
――あれから 16年…本作がテリー・ギリアム監督の息あるうちに見られるとは誰も信じなかっただろう。
僕もその一人だ…かつての恋人は妻となり、子供を抱える親となった。
現実的な分別もわきまえも身に付け、既に夢とロマンを追いかける少年では無い。
しかし、ここに……テリー・ギリアム監督は確固たる姿勢で完成させてくれた。
劇中の主人公同様“ミイラ取りがミイラになる”が如く…
あらゆる災いと頓挫を乗り越え、失いかけたラ・マンチャを取り戻す様を見事に見せつけてくれた。
80近い先輩監督から説き伏せ、ねじ伏せられ、勇気づけられた。
それはまさに狂気の沙汰…“想像と妄想”“夢とロマン”の世界!
「夢を諦めないものが勝つ」…そんな、誰もが上っ面で容易く使う言葉に真摯に向き合い、自らの半生をかけ、身をもって示してくれた!
本作は、映画人生に自らを昇華させたテリー・ギリアム監督そのもの…
彼こそが永遠の夢想家であり、ドン・キホーテだ!!男の子の夢をありがとう!!

瀬々敬久のコメント

テリー・ギリアムがあのモンティ・パイソンの世界に舞い戻って来た。
歴史と現在の交錯を幻想の中で描き、現実を笑い飛ばす魔法的世界。
初期衝動にあふれる愛と情熱。
ワシはまだまだやれるぞ!そんな巨匠の声が聴こえる大傑作。
ホント、うかうかしていられない。

土屋亮一のコメント

原典とか色んな背景とか下敷きとか構図とか現実とか夢とかが何層にも重なってくるやつですが、よく知らなくても「やべージイさんとオレ物語」って感じで愉快ですよ。

内藤瑛亮のコメント

クソみたいな現実なんか捨てて、美しい幻想の中で生きたっていいじゃないか――そう開き直ったかのような切なさと清々しさに満ちている

太田光(爆笑問題)のコメント

普段「今、シーズン8の途中まで観てるんだけど面白いね。この先どこまで続くのかな」という会話をしてる人々にはこの映画は気に入らないかもしれない。「ドン・キホーテ」はビッグデータで視聴者の習慣を判断した上で計算し構成された物語じゃないし、シーズンが永遠に続いたりしないからだ。
人が死ぬのと同じように映画も終わる。セルバンデスは読者アンケートを取らずに物語を書き始めた。「映画作り」は風車に戦いを挑む行為だ。馬鹿がやる無謀な冒険だ。ドン・キホーテは正気に戻れば終わり。テリー・ギリアムはAIに制御されずにとうとうやり遂げた。完成したのは不朽の名作。永遠に観客の胸に残る不滅の物語だ。

田中裕二(爆笑問題)のコメント

この映画を観ていると、だんだんドン・キホーテがテリー・ギリアムそのものに見えてくる。
現実より夢の中に居続けたいと思う気持ちに自分もなってきていて、ハッとする。

御笠ノ忠次のコメント

現実が虚構に溢れて其の境界線も曖昧な今という時代ではドン・キホーテやジョーカーとして生きる方がよっぽど誠実でカッコいいんじゃないかって思います。
という感じでよろしいですかね? ドン…テリー・ギリアムさん。

『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』メイキング ©2017 Tornasol Films, Carisco Producciones AIE, Kinology, Entre Chien et Loup, Ukbar Filmes, El Hombre Que Mató a Don Quijote A.I.E., Tornasol SLU
『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』メイキング ©2017 Tornasol Films, Carisco Producciones AIE, Kinology, Entre Chien et Loup, Ukbar Filmes, El Hombre Que Mató a Don Quijote A.I.E., Tornasol SLU
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