蜷川実花の写真集『悪い男』に菅田将暉、松坂桃李、斎藤工、片寄涼太ら登場

蜷川実花の写真集『悪い男』が2月12日に刊行される。

ファッション誌『Oggi』の連載「悪い男」を書籍化した同書。俳優やアーティストなどの「色男」に、女性がときめくシチュエーションを演じてもらい、蜷川実花が撮影するというものだ。「もしも坂口健太郎が同僚だったら」「もしもひとりで訪れた水族館で、たまたま隣に立っていたのが菅田将暉だったら」「もしも土曜日の夕暮れのバーで、佐々木蔵之介と待ち合わせをしたら」などの企画を実施。昨年12月に単行本化が発表されると予約が殺到し、発売前に増刷が決定したという。

被写体となったのは、坂口健太郎、菅田将暉、佐々木蔵之介、三浦翔平、千葉雄大、福士蒼汰、永山絢斗、JUNHO、長谷川博己、瀬戸康史、竜星涼、北村一輝、成田凌、高杉真宙、iKON、中村倫也、片寄涼太、永山瑛太、松坂桃李、斎藤工。加えて新たに撮り下ろしたシークレットゲストが参加する。「色男」たちのショートインタビューも収録。

写真集の発売を記念し、2月8日から東京・渋谷のHMV&BOOKS SHIBUYA 6階ポップアップスペースでフォトギャラリーを開催。

永山瑛太のコメント

蜷川実花さんとは、この『悪い男』の撮影の前に他の雑誌で10年越しに再会したばかり。こんなに近い間に撮影が続くのは、今が“そういう時期”なんだ、ということを思わずにはいられなかった。
ふだんから、蜷川さんのいろんな作品、ご活躍、お仕事を拝見する際に、蜷川さんがそのときどういうことを考えているかを垣間見る。そういうところで、ちょうど今、面白いことが一緒にできるんじゃないかと。今回すごく面白いと思えたのは『悪い男』というテーマだ。僕が考える『悪い男』を蜷川さんに写真として伝えてもらう。なんて楽しい遊戯なんだろう。

松坂桃李のコメント

蜷川実花さんと初めてお会いしたのは約8年前。知り合って随分と経ちますが、撮影していただいたのは今回の『悪い男』を含めてたった2回だけなんです。
『すごくお久しぶり!』という感じはしませんでしたが、1カット目、いちばん最初のシャッターを切る瞬間はとても緊張しました。『はじめまして』は勢いで乗り切れる部分があるかもしないけれど、8年経って『変わらないね』じゃ、まずいじゃないですか。会わない間に容姿はもちろん考え方も変わっているし、それが現れているかもしれない。感性の鋭い蜷川さんには、そうやって抱いている不安を見透かされているかも、と、思って焦ったり。そんなことをひっくるめて、大変緊張した8年越しの1カット目でした。蜷川さんにはどう映っているのかな。

斎藤工のコメント

今回の撮影は“一緒に朝食を食べている”という設定でしたが、実は以前、実花さんと僕は『こういうことをしてみたら化学反応が起きるかもね?』と、本当に実践していた時期があったんです。クリエイター同士の試みとして始めたことではあったのですが、そこで見た実花さんがスピーディにお子さんや僕に朝食を作っている姿『母、蜷川実花の現実』を、そのとき僕はとても素敵だと思っていました。
実花さんの現場は『よーいスタート』というわかりやすい区切りがなく、日常と撮影本番の“非日常”の境があまりない。なめらかなグラデーションなんです。だから、その現場の設定と日常の自分を限りなく近づけておかないといけない。いつ撮られても嘘がないようにしないといけない。こちらが説明をしなくても、被写体の、その現場に来るまでの前後までくみ取って見えてしまう、というところは、実花さんのすごい才能のひとつだと思っています。この連載も、そんな実花さんだからこそ捉えている、僕の姿が映っているかもしれません。

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