ハチャトゥリアン“剣の舞”の真実とは 『剣の舞 我が心の旋律』7月公開

映画『剣の舞 我が心の旋律』が7月31日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。

第2次世界大戦下のソビエト連邦を舞台に、“仮面舞踏会”などで知られる作曲家アラム・ハチャトゥリアンが一晩で書き上げたといわれる“剣の舞”の真実にフォーカスした同作。レニングラード国立オペラ・バレエ劇団の公演『ガイーヌ』の音楽を担当するアラム・ハチャトゥリアンは、振付家ニーナから連日のように変更を伝えられては修正に追われる日々を送るが、初演が迫ったある日、文化省の役人プシュコフから『ガイーヌ』の結末を変更された上に「最終幕に士気高揚する踊りを追加せよ」と命じられ、作曲家人生を懸けて理不尽な挑発に立ち向かうというあらすじだ。原題は『Tanets s sablyami』。

祖国アルメニアへの思いを音楽で表現するアラム・ハチャトゥリアン役にアンバルツム・カバニャン、アラムの宿敵のプシュコフ役にアレクサンドル・クズネツォフがキャスティング。監督と脚本はウズベキスタン出身のユスプ・ラジコフが務めた。ラジコフ監督はアラム・ハチャトゥリアンの自伝や記録、遺族の証言から、不本意ながら生まれた“剣の舞”完成前後の約2週間に着目し、約5年の歳月をかけて史実を元に誕生秘話を執筆したとのこと。2018年4月にアルメニア・エレバンの劇場で行なった撮影ではビロード革命が発生。キャストとスタッフは約5日間劇場に閉じ込められながらも撮影を実施したという。

発表とあわせて「わずか8時間で生まれた伝説の名曲」というコピーが添えられたポスタービジュアルが公開。鍵盤に向かうアラムの横顔などが写し出されている。

作品情報

『剣の舞 我が心の旋律』

2020年7月31日(金)から新宿武蔵野館ほか全国で順次公開
監督・脚本:ユスプ・ラジコフ  出演: アンバルツム・カバニン アレクサンドル・クズネツォフ セルゲイ・ユシュケビッチ 配給:アルバトロス・フィルム
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