糸奇はなの初個展『輪郭』が渋谷で開催 描き下ろし作品など展示

糸奇はなの個展『輪郭』が8月21日から東京・渋谷のzakuraで開催される。

マルチアーティストの糸奇はなは、京都市立芸術大学声楽科卒業後の2015年から本格的に音楽活動をスタート。歌唱、作詞、作曲、アレンジ、打ち込み、楽器演奏に加え、イラスト、動画、漫画、版画、刺繍、ゲーム制作、モールス信号など様々な技法による作品を手掛ける。1月に2ndフルアルバム『VOID』をリリース。

糸奇はなにとって初の個展となる同展は、当初4月に開催を予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていた。今回のために描き下ろした『ぼくの輪郭を 知って。』を中心にこれまで手掛けてきたイラストや絵画を展示するほか、ピアノ演奏などの音楽表現が披露される可能性もあるとのこと。また、メディアや自身のSNS、音楽ライブでも姿を明かしてこなかった糸奇本人とコミュニケーションを取れるかもしれないとのこと。

会場では新型コロナウイルス感染拡大予防措置と安全対策を講じるとのこと。注意事項は糸奇はなのオフィシャルで確認しよう。

糸奇はなのコメント

自分が今ここにいない人を想うとき。また、今そばにいるのは自分なのに、認識されずここにいない誰かを想われているとき。それでも触れることができるのは、「今ここにいる」者達だけ。
相手は自分でないこと、決してわかりあえないことを示す絶対的な境界《輪郭》等を通して、「確かめる方法の無い、信じられるかどうかのもの」の儚さや力を表現したいです。
新作イラスト『ぼくの輪郭を 知って。』について
架空の物語や世界、人物は「現実に、そこにない、触れられない」ものでありがらも、誰もがそれなくしては生きていけないものだと思います。それを信じる力やそれが与えてくれる力は、時に現実にあるものを大きく上回ることもあります。
自分が十年以上ずっと心に抱き共に生きてきた人物達から つい先月生まれた人物たちまで、そして彼らにとって大切なモチーフの数々を心を込めて描きました。
また、彼らのいた「輪郭だけ」の絵も描きました。「在」の絵があるからこその、その誰もいない絵にも何か感じていただけたら、と思います。

イベント情報

『糸奇はな 初個展「輪郭」』

2020年8月21日(金)~8月23日(日) 会場:東京都 渋谷 zakura 時間:13:00〜20:00(8月23日は17:00まで)
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