黒澤明監督『羅生門』に多角的に迫る展覧会が国立映画アーカイブで開催

展覧会『公開70周年記念 映画「羅生門」展/Rashomon at the 70th Anniversary』が、9月12日から東京・京橋の国立映画アーカイブで開催される。

1950年に公開され、『第12回ヴェネチア国際映画祭』金獅子賞を受賞した黒澤明監督の映画『羅生門』。脚本を黒澤明と橋本忍が共同で手掛け、撮影を宮川一夫、音楽を早坂文雄、美術を松山崇らが担当した。出演者は三船敏郎、京マチ子ら。

同展は芥川龍之介作品への着目から始まった『羅生門』の企画から撮影、公開、世界展開に到るまでを各種の資料によって多角的に迫り、様々なエピソードを再検証するほか、デジタル技術を使用した新しい資料展示の可能性に取り組むもの。手書きの企画シナリオや、製作に携わった本木荘二郎旧蔵の撮影台本、撮影で使われた扁額の再現画、松山崇旧蔵の写真アルバム、森のシーンのカット尻フィルムの映像、野上照代の撮影台本、早坂文雄自筆の音楽構成表、楽譜、出演者の使用した台本、京マチ子の旧蔵写真アルバム、劇場公開オリジナルポスター、プレス資料『DAIEI AD BOOK』No.231、金獅子賞の複製トロフィー、ブロードウェイ版の宣伝写真、ポール・アンドラ『黒澤明の羅生門』原書などを展示する。また特別コーナー「旅する羅生門」では、ドイツのリバイバル公開版ポスター、アメリカのオリジナル版ロビーカードなどを紹介。

イベント情報

『公開70周年記念 映画『羅生門』展/Rashomon at the 70th Anniversary』

会期:2020年9月12日(土)〜12月6日(日) 会場:東京都 京橋 国立映画アーカイブ 7階 展示室
時間:11:00〜18:30(入室は閉室の30分前まで) 休室日:月曜 料金:一般250円 大学生130円 ※シニア、18歳未満、障害者および付添者1名、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料
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