映画『スーパーミキンコリニスタ』公開 斎藤工、江國香織らが賛辞

映画『スーパーミキンコリニスタ』が10月10日から東京・ポレポレ東中野で公開される。

『第41回ぴあフィルムフェスティバル』ではエンターテインメント賞とジェムストーン賞、『門真国際映画祭』では最優秀主演女優賞を受賞した同作は、草場尚也監督による興行デビュー作。大事な撮影現場で失態を犯し、所属事務所をクビになってしまったエキストラ女優のミキが、自らを「スーパーミキンコリニスタ」と名付け、奮闘する様子を描いている。

主人公のミキを演じるのは高山璃子。共演には松川星、芝崎唯奈、今村輝大、金時むすこ、Jinmenusagi、一條恭輔、宮川浩明、櫻井美代子、飯田圭子、野々山郁也、岡田謙、神林斗聖が名を連ねている。

作品のウェブサイトには、五十嵐耕平、江國香織、小川紗良、斎藤工、津田寛治、中川龍太郎からのコメントが掲載中。予告編では、ミキがカラオケでGOING STEADYの“銀河鉄道の夜”を歌うシーンなどが確認できる。チケットや上映時間などの詳細はポレポレ東中野のウェブサイトでチェックしよう。

五十嵐耕平のコメント

スーパーミキンコリニスタは生きていくことを微塵も諦めていない
​現代のヒーローだと思う。

江國香織のコメント

ちょっとどうかしている、と思うくらいまっすぐな映画。
​ストーリーではなく、イキのよさに魅せられました。

小川紗良のコメント

自称女優のスーパーミキンコリニスタ、
見れば見るほど売れる兆しがない。
全然ない。
なんだスーパーミキンコリニスタって。
それなのに、何かの間違いで売れたりしないかな、と心のどこかで思ってしまう。
ほとんどないに等しい希望の風穴をこじ開けて、素晴らしい世界が見たいと願ってしまう。

斎藤工のコメント

『スーパーミキンコリニスタ』
とても驚きました
”ミキンコリニスタ”は私の事でした
そして恐らく
”ミキンコリニスタ”はアナタの事です
混沌とした現代において
我々はどうしたらスーパー(覚醒)になれるのか
スーパー助監督でもある
#草場尚也 監督が
長編初監督作にて
最っ強の主演女優#高山璃子 さんと共に痛快かつ爽快に導いてくれます
観逃すな!!

津田寛治のコメント

草場監督と初めて会ったのは「痛快TVスカッとジャパン」の現場でした。一日何本もショートドラマを撮るハードな現場で走り回っていたあの優しい瞳の青年がどんな思いで現場を見ていたのかが、この映画には映されています。どんどんミニマム化していく昨今の撮影現場で草場さんの見つめてきた俳優、女優、そしてエキストラの人々が物語の主人公です。90年代のNYインディーズを思わせるオフビートな長回しで草場監督が切り取ったのは、新時代を生きのびる俳優たちが戦場に吐き捨てた血痰なのかもしれません。

中川龍太郎のコメント

精一杯生きるということについて、とてつもなく誠実に考え抜かれて作られた物語。
​人間を記号化する酷い世界(業界)にあって、露悪的になることなく、笑いと涙をもって個性の勝利を表現できる稀有な才能の誕生。

 

作品情報

『スーパーミキンコリニスタ』

2020年10月10日(土)からポレポレ東中野で公開
監督・脚本:草場尚也 出演: 高山璃子 松川星 芝崎唯奈 今村輝大 金時むすこ Jinmenusagi 一條恭輔 宮川浩明 櫻井美代子 飯田圭子 野々山郁也 岡田謙 神林斗聖 上映時間:97分
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