ニュース

チェルフィッチュ×金氏徹平のコラボ作『消しゴム山』東京公演が2月上演

『チェルフィッチュ×金氏徹平「消しゴム山」東京公演』ビジュアル(Graphic:Teppei Kaneuji、 Design:Werkbund)
『チェルフィッチュ×金氏徹平「消しゴム山」東京公演』ビジュアル(Graphic:Teppei Kaneuji、 Design:Werkbund)

チェルフィッチュと金氏徹平による『消しゴム』シリーズの最新公演『消しゴム山』東京公演が2月11日から東京・池袋のあうるすぽっとで上演される。

これまでに劇場版『消しゴム山』、美術館版『消しゴム森』、日常空間版『消しゴム畑』を通して、「異なる形式の中で人とモノと空間と時間の新しい関係性」を提示することを試みてきたチェルフィッチュと金氏徹平。『消しゴム山』は、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手・陸前高田の風景が津波被害を防ぐ高台の造成工事によって人工的に作り変えられる様を岡田利規(チェルフィッチュ)が目撃し、構想された「人間的尺度」を疑う作品だ。

東京公演では、上演とあわせて聞くことで「エクストラな消しゴム山」が姿を現す「エクストラ音声ガイド貸出」や、子供や障害のある方のための「鑑賞マナーハードルの低めの回」を実施。また、日本初のバリアフリーと多言語で鑑賞できるオンライン型劇場『THEATRE for ALL』と連携してライブ配信を行なう。チケットは1月9日から販売開始。2000円の「消しゴム石」が付属する消しゴム石セット券も用意される。

岡田利規(チェルフィッチュ)のコメント

消しゴム山、というのは根本的に新しい演劇をつくるということに着手したいと考えたわれわれがつくってみた山ですが、<根本的に新しい>ということについてもう少し具体的に、どこを新しくしたいと思っているかというのを補足するならば、人間を中心にすえたナラティヴの中で生きる人間のための・そんな人間にとっての問題とされていることを扱うための、容器としての演劇を、なにかそうではないものへとずらしていくというか拡張していくというか、そういうことがしたいと思ったのです。それは人間にとって、演劇の観客であることのできるフツーに考えたら唯一の存在であるはずの人間にとって、この先必要となってくることだろうとも思ったのです。

金氏徹平のコメント

何処でも無い場所、何時でも無い時間、誰でも無い人、何でも無いモノ、これらを作り出すことは僕にとっても永遠のテーマですが、演劇という場にその可能性を感じています。それらを立ち上げよう、積み上げようとすることそのものが「消しゴム」シリーズであると言えるかもしれません。 その最初の作品である「消しゴム山」は「森」を巡り、「石」を手に取り、「畑」を耕したことによって、変形して見えるかもしれません。同じ山でも見る場所や季節や天候によって、その存在感、距離感、スケール感が全く違って見えるように。

『消しゴム山』(撮影:守屋友樹 提供:KYOTO EXPERIMENT事務局)
『消しゴム山』(撮影:守屋友樹 提供:KYOTO EXPERIMENT事務局)
『消しゴム森』(撮影:木奥惠三 写真提供:金沢21世紀美術館)
『消しゴム森』(撮影:木奥惠三 写真提供:金沢21世紀美術館)
『消しゴム畑』at ロームシアター京都
『消しゴム畑』at ロームシアター京都
『消しゴム畑』
『消しゴム畑』
画像を拡大する(7枚)

記事の感想をお聞かせください

知らなかったテーマ、ゲストに対して、新たな発見や感動を得ることはできましたか?

得られなかった 得られた

回答を選択してください

ご協力ありがとうございました。

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

あらかじめ決められた恋人たちへ“日々feat.アフロ”

何かを我慢することに慣れすぎて忘れてしまいそうになっている「感情」を、たった10分でこじ開けてしまう魔法のようなミュージックビデオ。現在地を確かめながらも、徐々に感情を回転させていくアフロの言葉とあら恋の音。人を傷つけるのではなく、慈しみ輝かせるためのエモーションが天井知らずの勢いで駆け上がっていった先に待ち構えている景色が、普段とは違ったものに見える。これが芸術の力だと言わんばかりに、潔く堂々と振り切っていて気持ちがいい。柴田剛監督のもと、タイコウクニヨシの写真と佐伯龍蔵の映像にも注目。(柏井)

  1. 東京スカイツリー天望デッキから配信されるライブ『天空の黎明』全演目発表 1

    東京スカイツリー天望デッキから配信されるライブ『天空の黎明』全演目発表

  2. 常田大希提供曲に隠れたジャニーズらしさ SixTONES“マスカラ” 2

    常田大希提供曲に隠れたジャニーズらしさ SixTONES“マスカラ”

  3. 異才スティールパン奏者、電子音楽家の2つの顔 小林うてなの半生 3

    異才スティールパン奏者、電子音楽家の2つの顔 小林うてなの半生

  4. 在宅ワークを快適に。コロナ禍でさらに注目の音声メディアを紹介 4

    在宅ワークを快適に。コロナ禍でさらに注目の音声メディアを紹介

  5. お父さんはユーチューバー / 美術のトラちゃん 5

    お父さんはユーチューバー / 美術のトラちゃん

  6. シンセと女性たちの奮闘物語『ショック・ドゥ・フューチャー』 6

    シンセと女性たちの奮闘物語『ショック・ドゥ・フューチャー』

  7. カンヌ4冠『ドライブ・マイ・カー』の誠実さ 濱口竜介に訊く 7

    カンヌ4冠『ドライブ・マイ・カー』の誠実さ 濱口竜介に訊く

  8. 「ドラえもんサプライズ誕生日会」の「招待状」広告が朝日新聞朝刊に掲載 8

    「ドラえもんサプライズ誕生日会」の「招待状」広告が朝日新聞朝刊に掲載

  9. 「千葉=無個性」への反抗。写真展『CHIBA FOTO』を語る 9

    「千葉=無個性」への反抗。写真展『CHIBA FOTO』を語る

  10. ROGUEが語る、半身不随になってから再びステージに上がるまで 10

    ROGUEが語る、半身不随になってから再びステージに上がるまで