ブラックメタルバンドMAYHEMの狂乱の青春描く映画『ロード・オブ・カオス』

映画『ロード・オブ・カオス』が3月26日からシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかで公開される。

同作はノルウェー・オスロに拠点を置くブラックメタルバンド・MAYHEMの狂乱の青春を描いた作品。悪魔崇拝主義を標榜するMAYHEMは、過激なライブパフォーマンスとコープスペイントで知られ、教会連続放火、暴動、複数の殺人事件を引き起こして社会問題にまで発展した。

映画は書籍『ブラック・メタルの血塗られた歴史』をもとに描かれる。監督はBathoryの元ドラマーで、The Rolling Stones、マドンナ、ポール・マッカートニー、METALLICAらのPVを手掛けるジョナス・アカーランド。音楽はSigur Rosが担当。原題は『LORDS OF CHAOS』。

主人公のユーロニモス役をロリー・カルキン、ボーカルのデッド役をジャック・キルマーが演じる。

ジョナス・アカーランド監督のコメント

日本公開に寄せて
過去20年間、様々な監督が様々な形でこの作品を監督するという話が出ていた。何人かの監督が、この作品に手をつけ完成させようとしていたことも知っているよ。興味深いストーリーで、良い映画を作れるだろうと思っていたから、私も気にかけていたんだ。だけど、急いでこちらからアクションを起こすことはしなかった。そうしたら、日本人のプロデューサーがやって来てね。原作『ブラック・メタルの血塗られた歴史』の権利を持っていると。私のところに来る前に、彼は日本人の監督にこのプロジェクトをやらせようとしていたようだ。だけど、正直結局その監督がどうなったのかはわからない。彼がこの話を持ってきた時、すでに私はこの映画についてずっと考えていた。本はインスピレーションとしてはあまり使わなかったのだけれど、色々な権利がクリアされていて助かったし、彼は私の良いパートナーでもある。そこから映画完成までの長い旅が始まったんだ。第一に、この映画が日本で公開されるというのは非常にハッピーだよ。この瞬間をずっと待ち続けてきた。日本のお客さんが楽しんでくれるといいな。日本人のプロデューサーが私のパートナーであるということもあり、日本公開が一つのゴールでもあった。
映画館で見てもらえるといいな。他の人たちと一緒に大きなスクリーンで見るべき素晴らしい映画だからね。

作品情報

『ロード・オブ・カオス』

2021年3月26日(金)からシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかで公開
監督・脚本:ジョナス・アカーランド 脚本:デニース・マグナソン 原作:マイケル・モイニハン、ディードリック・ソーデリンド『ブラック・メタルの血塗られた歴史』 音楽:Sigur Ros 出演: ロリー・カルキン エモリー・コーエン ジャック・キルマー スカイ・フェレイラ ヴォルター・スカルスガルド 上映時間:117分 配給・宣伝:AMGエンタテインメント、SPACE SHOWER FILMS
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