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ヒップホップ黎明期を記録したドキュメンタリー映画『Style Wars』3月公開

映画『Style Wars』が3月26日から東京・渋谷のWHITE CINE QUINTO、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。

約40年の時を経て日本劇場初公開となる同作は、1970から80年代初頭のアメリカ・ニューヨークのサウスブロンクスで誕生した「グラフィティー」をテーマに取り上げ、ラップやブレイキンなど、後に「ヒップホップ」と呼ばれるカルチャーが生まれ落ちる瞬間を捉えたドキュメンタリー。同時期に制作された『Wild Style』と共に「ヒップホップヘッズのバイブル」として語り継がれていた。出演者にはSkeme、Rock Steady Crew、Dynamic Rockersらが名を連ね、監督をトニー・シルバーが務めた。

今回の発表とあわせて予告編とポスタービジュアル、いとうせいこうのコメントが公開。予告編では、崩落した街の中をグラフィティーで彩られた電車が走るシーンをはじめ、グラフィティーを目にした男性が「生活の質に関わる犯罪だ」「アートじゃない」と吐き捨てる姿、「だたの惨めなサブカルチャーよ」という言葉、少年たちがグラフィティーやブレイキンを披露する場面、「想像力の赴くまま描けば自分のスタイルが広がるのさ」という声などが確認できる。

いとうせいこうのコメント

こんなフィルムが残ってるなんて!で、今回の生々しい記録でも明らかだが(『ワイルド・スタイル』でもわかる)、この頃のヒップホップ界隈にはヒスパニック系なども多かったのだ。こうした人種の、起源での混在は何度強調しても足りない。

『Style Wars』ポスタービジュアル ©MCMLXXXIII Public Art Films, Inc. All Rights Reserved
『Style Wars』ポスタービジュアル ©MCMLXXXIII Public Art Films, Inc. All Rights Reserved
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