水尻自子監督のアニメ『不安な体』カンヌ国際映画祭監督週間でプレミア公開

水尻自子監督の短編アニメーション作品『不安な体』が『第74回カンヌ国際映画祭』監督週間のコンペティションに選出。ワールドプレミア上映される。

ニューディアーとMiyu Productionsの国際共同製作プロジェクト第1弾作品となる同作は、2022年1月22日から青森・十和田市現代美術館で開催される『Arts Towada十周年記念「インター + プレイ」』展第3期への出展のために制作。体の一部や身近な物体をモチーフにする水尻監督の方法論を深化させており、丸みを帯びた身体と、それを脅かすようにして迫る日常的なモチーフの組み合わせによって、「感触そのもの」を描き出そうと試みる作品とのこと。英題は『Anxious Body』。音楽を本田ゆかが担当し、劇場上映用の5.1chミックスをオノセイゲンが手掛けた。

ニューディアーとMiyu Productionsは現在、冠木佐和子監督『I'm Late』、和田淳監督『半島の鳥』、平岡政展監督『Floating Around』、折笠良監督『Emergences』を製作中。今年から2022年にかけての完成、発表を目指しているという。

なお、ニューディアーは『不安な体』の完成を記念してロゴを一新。

水尻自子監督のコメント

歴史ある映画祭に選んでいただき、とても光栄に思います。今後、十和田での展示に先駆けて海外での上映がスタートするわけですが、この作品はヒトの身体にとって普遍的な感覚を意識して作っているので、海外でも日本でも同じように楽しんでもらえればいいなと思います。

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